私の書くストーリーは基本的に登場人物の描写はありません。 その最大の理由は、登場人物は読んでくれる貴方が思い浮かべた人がいいと思ったからです。 こんな台詞この人に言ってもらいたいなーとか、あの人こういう台詞言いそうだなーとか、人それぞれあると思うんです。 なのでタイトルにssとついているものは登場人物の描写が含まれない作品が中心になると思いますがご了承ください。 ただ台詞の口調から何となくヤンチャそうだったり、真面目そうだったりとイメージが限られるものは出てくると思い
月日の過ぎるのは本当にあっという間だな…と今つくづく感じております。 ご無沙汰しております、如月です。 2020年を迎えてもう4ヶ月が経とうとしています。 おめでたい雰囲気を感じられたのはごくごく最初の方だけで、次第に聞いたこともないウイルスの名前がちらほら話題になり始めました。 それが今では世界中の人を恐怖と悲しみに突き落とす様なとてつもない存在となって、一生忘れる事もないくらいの事態へと発展してしまいました。 父の職場も先週から本格的に営業自粛となりまして。
“ なあ今から行っていい? ” “ え、なに? ” “ 今からそっち行くからさ。 家の前まで出とってや。頼むわ。 ” “ いいけど…LINEじゃだめなの? ” “ ええから待っとって! ” 普段からマイペースでお調子者だけど何故か人に嫌われない。 …いや、むしろ愛されキャラといっても過言ではない彼らしい突然のLINEに振り回される。 この忙しい年の瀬に何事かと思いつつも、言われた通り家の前に出てしゃがみこみながら君を待ってた。 寒空の下、少しだけ君に会える嬉しさ
今年も残す所あと一ヶ月となりました。 本当に早い…! って、毎年同じこと思ってる気がしますが。 寒くなってきたら一気にきますよね。 謎の忙しなさが。 本当にバタバタし始めるのはここから2週間先ぐらいだと思うんですけど、 気だけが焦るというか。 あれもしてない、 これもしてない! みたいな気持ちになって、でもなかなか片付けとかに手を回せないでいるのに頭の隅っこには常に“ もうすぐクリスマス ” “ もうすぐお正月 ”っていうゾーンがソワソワさせる感じです。 こ
君のおかげで世界が変わったなんて そんな大袈裟なこと 現実味がなくてさ あんまり心に響かなかった 告白の言葉としては ロマンチック過ぎるし そういうのタイプじゃない スルー決め込んでたけど 君があまりに一生懸命で なんか圧倒されて 気付いたら笑ってた ねえ 世界が変わるって どんな感じなの? 君を見てると知りたくなってしまうよ 誰かに影響与えたり 受けたり それだけで世界は色付くの? 君の隣にいれば 私にも分かるのかな… あの日から半信半疑で だけど ずっと確かめ
もうすぐ明けそうな夜の終わりに ふと君の顔が浮かんだ 特別ヘコんだ訳でもないし 寂しい訳でもないのに 顔に似合わず柔らかな声が 聞きたくなったよ 最近忙しくしているから すれ違ってばかりだけど 心はこんなに近いから ほら 目を閉じれば会えるさ 夢ならば「会いたい」って言えるのに どんな時も我慢なんてしなくていいのに 現実は容赦なく時を奪うから 一人 目を閉じるよ 夢ならば その手を離しはしないよ 普段言えない我儘だって聞いてあげるさ 柔らかな日差しに呼ばれるまでは 君
いつもと変わらない帰り道。 すれ違う風が冷たさを帯びてきたな…なんて、ぼんやりと季節の変化を感じていた。 そんな他愛ない普通の日のはずだったのに。 「おかえり」 「……あ、ただいま…です」 家は近所なのに馴れ馴れしく話せる関係ではなくて、少しだけ気まずさが漂ってしまう。 そんな憧れの人。 「今、帰り?」 「あ、はい…」 うまく会話を続けられずに、“どうしよう”ばかりが頭の中を駆け巡る。 そんな私を知ってか知らずか、この人は柔らかな笑顔を浮かべたまま 「まさか…
「明日さ、暇?」 「なんで?」 「なんでとかじゃなくて、 暇かどうか聞いてんねんけど」 「じゃあ暇じゃない」 「じゃあってなんやねん! 絶対暇やん。暇やろ?」 自分の都合でグイグイ話を進める彼に今までも何度となく振り回されているのに、どうしてか憎めなくて。 「もう…何なんよ」 「話聞いてほしいねん」 「また?」 「お前に話したら楽になるっていうかさー、 …人助けやと思って頼むわ!」 「仕方ないなー」 「やったー!!」 この無邪気な笑顔に翻弄されて、 ま
「久しぶり!」 背後からかけられた声に 思わず呼吸を忘れてしまいそうになるくらい驚いた。 君の声だって すぐに分かったから。 「…久しぶりだね」 振り返った瞬間、 私はどんな顔してたんだろう。 君は相変わらず爽やかで、 眩しいくらいの笑顔だったのに。 「クラス変わるとこうも合わへんモンなんやなー。 前はしょっちゅう帰り道でバッタリ会ってたのに」 そう屈託のない笑顔で話す君に、少し心が痛んだ。 だって…、 同じクラスの時は君が帰るのを見計らって、タイミング合わせ
知らない事を知ったかぶりして 周りとうまく会話を合わせて 要領良く 世を渡る そんなアナタはお利口さんね 世の中は調和が全てで あまりにもはみ出ると後ろ指 色付き眼鏡の息苦しさに 慣れていくのが成長なの? 大人になると自由で もっと広い世界を泳げると信じてた 自分に限界なんてない 突出した才能すらも 妬まれればゲームセット 平均値が正義なんてツマラナイね ダメな所もステキな所も 人それぞれだからこそ楽しいんじゃない 自分にはないステキな所を 認めたら好きになれるでしょ
信じれば 強く信じれば叶う そんな思い込みの魔法 最初の一歩は誰もが不安で なかなか踏み出す勇気は出ないけど 「大丈夫 きっと大丈夫」って 言い聞かせると少し楽になった 前向きな言葉は 君の心を少し軽くして 歩き出す手助けしてくれる 思い込みだっていいんだ 笑われたっていい だって その足を踏み出すのは 誰かじゃなく 自分自身 それならいっそ 自分の気持ちに素直になって やりたいようにやってみようよ その方が後悔はしないはず 失敗を恐れないで 何度だってチャレン
未曾有の事態とメディアで騒がれた台風19号もようやく本州を離れ始めましたが、 未だ東北や北海道の一部は暴風域内ですし、停電中の地域も広範囲に残っております。 幸い私の地域は大きな被害はなかったのですが、まだ要警戒地域の方はくれぐれも油断なさらず安全第一に過ごして下さいね。
今回の台風は史上最強クラスだそうですね。 上陸の可能性がある関東・東海地方の方は勿論、暴風域に入る可能性のある地域の方も安心せずに備えてくださいね。 備えあれば憂いなしです!
鈍感って言葉は誰かに使うものだとばかり思っていた。 どうして気付いてくれないの? 普通分かるでしょ? これをまさか…、 自分に言いたくなる日が来るなんて。 ──本日、私は失恋した。 しかも告白する事すら出来ず、 なんなら恋をしていた自覚すら後からじわじわやってきたのだ。 「本当最悪だ。…アホすぎる…」 静かな夜の公園で、少しでも気を抜けば涙が零れそうになる。 そんな私の隣に居てくれるのは、 唯一の親友ではなくて…… 「なんでアンタが慰めてんのよ…」 何故
家族以上に一緒に居たから 些細なことを ふと思い出すだけで 君が浮かんでしまうよ いつでも笑顔で迎えてくれる 優し過ぎる居場所だったんだ でもここは道の途中 目の前には広すぎる程の世界が 僕を手招きしてるから 振り返らず行くよ 気を抜けば泣いてしまいそうだから 君の優しさなら 零すことなく此処に在る だから大丈夫だよ いつかもっと大きくなった僕の 変わらない笑顔を見せに来るから その時は笑って いつものように 歩んでる道はそれぞれ違うけど いつもどこかで繋がっている
水の底に沈んでくような 暗く 静かな 僕の世界 息を潜めて ただ密やかに 抗わず 流れに逆らわずに 寂しいとは思わなかった 独りに慣れていたから 温かさなんて知らなくていい 独りなら感じることもないだろう そんな僕にも届く光はあって キラキラ 綺麗で 手を伸ばしてみたりはするけれど 本当に触れようとは思わずに 浮上するつもりはないよ だって僕には眩しすぎる その輝きは 僕の瞳を奪う 深海の底から見上げるくらい そのくらいが ちょうどいいんだ 大切なものは持ちたくないよ