「道に迷ってる外国人にどう対応?」日本人とアメリカ人の違いまとめ

ここは日本の東京です。
道に迷ってる外国人が、カタコトの日本語であなたに話しかけてきました。
 
「トウキョウタワー、イキタイ。ドッチ?ドコ?」
 
あなたはどうしますか?「ゆっくりと丁寧な日本語」で対応する人がほとんどでしょう。身振り手振りも交えながら、ゆっくりと話す。早口で返事する人は少数と思われます。
 
・「この外国人の日本語能力は低いな」と判断し、
・「だからゆっくりと丁寧な日本語で対応しよう」と決断する。
この2つを瞬時にやっています。
 
・相手の語学レベルを把握して、
・相手の語学レベルに合わせる。
瞬時にこれができる国は、実は少ないんです。日本人の語学能力は、世界的にかなり特殊です。
 
さて、ここはアメリカのLAです。
迷子になった日本人のあなたは、カタコト英語でアメリカ人に道を尋ねます。するとメチャクチャ早口の英語で返されます。ゆっくりと丁寧な対応はしてくれません。
 
アメリカ人は、
・「この外国人の英語力が高いか低いかよく分からない」と考え、
・「だからいつも通り普通の(早口の)英語で対応しよう」となるのです。
 
仮に「この外国人の英語力は低い」と判断できても、「でも自分はどう対応すればいいのか分からない。ゆっくりしゃべるべき?どれくらいのスピードで?」と混乱します。
 
アメリカ人は
・相手の語学レベルを把握するのが苦手。
・相手の語学レベルに合わせるのが苦手。
なのです。日本人が当たり前に身につけている2つの能力が、アメリカ人は苦手なのです。
 
日本人は「ボビー・オロゴンさんよりデーブ・スペクターさんの方が日本語が上手い」と認識できます。「外国人の日本語レベルを相対的に把握」できます。
 
アメリカ人はこれが苦手です。
極論すると「ネイティブ並みに完璧にしゃべれるか」「それ以外か」の二択しかありません。英語習い始めの小学生の発音も、在米5年駐在員の発音も、「それ以外(ネイティブではない)」のカテゴリーに入ってしまいます。同じ感覚で捉えるのです。
 
「Aさんの英語は上手いけどBさんは下手」のような判断も苦手です。「外国人の英語レベルを相対的に把握」することが苦手なのです。
「相手の英語レベルに合わせる」ことも苦手です。会話のスピードをどこまで落とせばいいのか?調整ができません。
 
「アメリカ人に一方的に英語でしゃべられて困った」という経験ありませんか?
アメリカ人は「相手の英語レベルを把握するのが苦手」で、「相手が英語を理解している前提で早口でしゃべってくる」からです。
 
ここまでまとめ。
【日本人】
・相手の語学レベルを把握して、
・相手の語学レベルに合わせる。
→「ゆっくり丁寧な日本語」で外国人に接する。
 
【アメリカ人】
・相手の語学レベルを把握するのが苦手。
・相手の語学レベルに合わせるのが苦手。
→「普段通りの早口英語」で外国人に接する。
 
日本人、アメリカ人、それぞれに「良い面」「悪い面」があります。どちらが優秀か?という話でありません。いつかそこを掘り下げます。
*このような切り口でまとめたのは私が初めてと思われます。が、もし既出だったら教えてください!

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