中小企業の採用成功 新卒編②

前回では新卒採用×中小企業でどうすれば採用成功できるか?の大枠の流れについて書いた。今回からはよりフェーズに割って記載していこうと思う。

まずは、母集団形成だ。

中小企業が一番つまずくのがここだ。そして、最も難しいところでもある。ただ、一昔前のようにリクナビ・マイナビに掲載するしかなかったが、今はオファーボックス(https://offerbox.jp/)のようにダイレクトリクルーティングが普及してきたおかげで、大量の母集団を形成しなくても、しっかりピンポイントで会える方法が出てきている。また、小規模のマッチングイベントでも昔のような合同説明会の形ではなく、確実にプレゼンを聞いてくれて、学生のことも理解できるような場に変わりつつある。このようなツールを使いながら、いかにして接点を持つか?が大切になってきている。

まずは、ダイレクトリクルーティングにおけるポイントである。一番は経営者がスカウトをするということ。しかも、自分で会いたい人を選んでしっかり1人1人スカウトを送ることが大事なのだ。ビズリーチの社長の南さんも今でも自らスカウトを送っていると聞いた。大事な将来の幹部候補生をスカウトするのだから、しっかり口説くのが鉄則。プロ野球の高校生ドラフトでも、獲得したい候補選手には必ず監督が行くと思う。それと同じ。新卒採用で経営者が登場するシーンはここを絶対に省いてはいけない。1日5人に20分かけてスカウトするだけでいい。

マッチングイベントにも経営者が出てプレゼンすべきである。ファーストコンタクトで中小企業はインパクトを与えないとその後に続きにくい。資料もできれば自ら作ってほしいが、難しければ必ず事前に準備して話せるようにしてほしい。それだけで30名を超える面接候補者が獲得できるはずだ。

ここをさぼって採用を成功したいというのは無理だ。母集団形成に魔法はない。

今回はここまで。次は説明会以降のプロセスについて話していこうと思う。

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