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ペーパードライバー講習を受けて感じた”教えるのが上手い人”の特徴

お世話になります、トヨザネです。

つい先日、自動車のペーパードライバー講習というのを受けてきました。

というのも僕は、3年前くらいに不注意による玉突き事故を2ヶ月で2回起こしてしまい、それ以来運転から遠ざかっていたからです。

というかもはや自分は運転なんかしてはいけない人間だと感じてしまっていました。

ただ、4月から農家として働かせていただく予定の身としては、軽トラの運転は必須

でも自分の車は持っていないし、親の車を運転して万が一事故を起こしてしまったてはいけない…

でも運転のブランクを取り戻さないといけないので、思い切ってペーパードライバー講習へ駆け込んだわけです。

もうどうにでもなーれ!

正直ペーパードライバー講習はなんだか胡散臭そうで受講するか非常に迷いました。

教官からしても相手はある程度運転経験がある訳ですから、「こんなこともできひんのか!?」とかモロに言われそうで怖いじゃないですか、。

2時間のコースで教官からいびられ続けたらどうしよう…

ショックでハンドルも握れなくなるのではないだろうか…

でも運転はできるようにならないといけないし…

色々と葛藤もありながら、それでも運転しないといけないという義務感でなんとか自分を突き動かして予約の電話を入れました。


受講してみて

実際に受講した感想としては、運転に対する自信を取り戻すことができた良い講習でした。

ペーパードライビングという名前からして、なんとなく場内をぐるぐる回って、坂道発進して、ちょっとバックの練習するくらいかなーなんて思ってたら、10分ほど場内を回ったら、さっそく路上で運転をすることになりました。

「もう路上でるんかい!!」とは思いましたが、教官のいうことには逆らえません。

意を決して路上へ飛び出しました。

死んだら骨だけは拾ってくれ…

実に3年ぶりの路上で心底不安だったのですが、僕のもたもたした運転にも文句ひとつ言わず、下ネタ混じりの軽快なトークで和ませてくれたので、運転に対する恐怖感をそこまで感じることなく、運転することができました。

「ほんまにあかんかったら補助ブレーキで止めたるから」という言葉もかけていただき、なんとか無事に1時間路上での運転を終えることができました。

そして最後に講習官から励ましの言葉をいただいて、講習は終わりました。


教えるのが上手い人

教官のおかげで僕はなんとか運転する自信をつけることができた訳ですが、教官の教え方がめっちゃよかったので、僕が感じた教官の教え方のよかったポイントを2つにまとめてみました。

1つ目は、セーフティネットを敷いてあげること

ようはどれだけ失敗しても、「この失敗だけはしないようにサポートしますよ」という姿勢を相手に示すことです。

「やばかったら補助ブレーキ踏んであげる」はまさにこれです。

ミスしても大事には至らないというのが教えてもらう側としてはどれだけ助かることか…

”大事に至らない”という安心感を与えてあげましょう!


2つ目は、相手に自信を持たせることです。

自信を持たせるとは、別に闇雲に相手を褒めることではありません。
下手でも「最初は誰でもできないよ」と言ってあげたり、できるようになったことにめざとく気いて誉めてあげたり、「あなたは思ってるよりも下手ではないですよ」と教えてあげることだと思います。

要するに、相手を思い遣った細かな心遣いなのです。

下手な運転も「下手でも運転はできてるやん」と認めてもらえたことで、諦めずに運転をしようと思えたのでした。


「失敗しても大丈夫ですよ」という安心感と「あなたの持っている能力はあなたが思っているほど低くないですよ」という姿勢が、指導される側に安心感を与え、実力を最大限に引き出すことができるのです。

教えるのが上手い人とは、相手の実力を100%発揮させ、その上でさらに上手くなるためのコツを相手が理解できるように教えることができる人だと感じました。


まとめ

今回のペーパードライバー講習を通じてわかったことは、誰かの努力・成長・良いところを認めてあげることは、自分が思っている以上に相手の力になるということです。

教える側に立つ時は常に相手を思いやり、良いところを見つけたらすぐ褒めることを徹底すれば、教えられる方もやる気を出しやすい。

普段は教える側ですが、今回何年かぶりに教えてもらう立場に立ったことで改めて自分の実力を認め、良いところを誉めてもらう嬉しさを感じることができました。

今回の教官みたいに、僕も相手に自信を持たせつつトレーニングを楽しんでもらえたら何よりです。

君ならできる!!


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