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「議論の進め方」キングコング西野さんのvoicyを聞いて

こんにちは。片山史哉です。

最近の朝の日課は西野亮廣さんのvoicyを聞くことです。
毎日気づかされることがあるのですが、「議論の進め方」というテーマがすごくおもしろかったのでシェアしたいと思います。

意見の位置を可視化する

皆さん会議などで一向に話が進まないことはありませんか。
意見が出ない。ということではなく、決まっていかない。という意味での進まないということです。

きっと経験があると思います。

この時に大切なのは皆の意見がどこにあるかを可視化することだと言っています。
このような図を書いてみるとわかりやすいです。

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話が進まない原因は意見が一致または同じ方向を向いていないからです。

そこで、この表のどこに意見があるのかを整理してみることがいいとしています。

何がどれくらいズレているのか

ぼくは職業柄、議論が前に進まないことが多々あります。
それは、好きと正しいのせめぎ合いで起きています。

A「わたしは、このやり方がいいし、いままでもそうしてきたからその人もそれに慣れてるからいいと思う」

B「このやり方は、その人の理解度や発達の指標を見てもわからないし、機能的にもメリットが見当たらない。お互いに負担になっているのだから百害あって一利なしだよね」

この場合、Aの意見は左上にあります。
Bの意見は真ん中の右です。

ズレを縮めることはできるのか

これらの議論を前に進めるためには、このズレを縮める必要があります。
つまり、AがBの正しい方に歩み寄るのか、BがAの意見を好きになるのか。

これができるのであれば方向性が決まりますよね。

そもそも、好きか嫌いかの議論をしているのか
正しいか間違いかの議論をしているのかすら明解でないことが多いです。
それをごちゃごちゃにしたまま話していても議論が進むはずがありません。

「わかりあえない」ことがわかる

多くの場合、こうなったら歩み寄るという幸せな結末はありません。
さらに言えば、その議論の中で歩み寄った場合、何らかのパワー(圧力)が働いている、または諦めていることが多いです。
結果的にはその議論の結果でいいものは生まれないということです。

では、なぜ意見の位置を可視化しておくことが必要なのでしょうか。
それは
「わかりあえない」ことがわかる
からです。

つまり、Aは正しいことには揺るがない、Bは好きにはなれないから、わかりあえないんだよね。ということが確認できるのです。

これをわかりあうことが大切です。

多くの場合、妥協や圧力によって落としどころを見つける形になってしまいますが、どちらがいいということではなく、考え方が違う人なのだということを理解し合うことが大切です。
これは、決して敵、味方という対立した考えではありません。

お蕎麦屋さんに行ってカレーを頼むのを正義か悪かで判断するような議論は必要ないからです。

議論に行き詰まった際は、是非この4象限に当てはめて考えてみてはいかがでしょうか。

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