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オンラインサロンと学校

先日あるオンラインサロンを退会しました。

そのオンラインサロンには、内容を理解しないまま知り合いの紹介というだけで入会し、ずっと放置状態でした。今は別のグループ(西野亮廣オンラインサロン内でできた繋がり。仮にAグループとします)での関わりが非常に充実していて、それ以外に関わる時間が取れなさそうという理由で退会しただけで、そのサロンに不満や問題があったわけではありません。ある意味、失礼なことをしたのに関わらず、そのオーナーさんは今後のサロン展開のためにも、退会の理由や気づいたことを教えてほしいと丁寧に聞いてくださいました。

僕なりにお役に立とうと、自分の時間不足以外のことも伝えようと考えました。そこで一つ気づいたことは、「何かしながら仲良くなる」と「仲良くなってから何かする」という見方です。

そのサロンではある企画が発足し、その企画を成功させるためにメンバーでやりとりしていく中で、関係性が深まっていったように見えました(僕は全くノータッチだったので、あくまで外から見た予想になってしまいますが…)。

一方、Aグループのメンバーは地域も趣味も年齢も性別もバラバラで、共通点は西野亮廣エンタメ研究所のメンバーということとZさん(グループの発起人)と知り合いという2点だけ。

Zさんの目的は「世の中の素敵な人をたくさんの人に知ってもらい、素敵な世界にする」みたいな感じだったと思います(うろ覚え笑)。

結果的にこのZさんがすごいということかもしれませんが、Aグループのメンバーはどんどん勝手に仲良くなっていきます。かなりの頻度でZさんがほぼ全員に絡んでいて、それが潤滑油となって、仲良くなっていく光景もしばしば。(Zさんの体力が心配になることもありますが、好きでやってる部分もありそうなので、まぁいっか…)

元々はZさんの目的を達成するために集まったメンバーではないはずなのに、いつの間にか集団の方向性としてZさんの目的に向かうような言動をしています。つまり、「仲良くなったから同じ方向に進む」ような状態です。

学校でも「イジメをなくそう」とか「思いやりのあるクラスにしよう」とか、学級目標を決めたりしますが、ただの飾りになってしまい、実際に目標通りに進むことはあまりありません。

学校でも、目的への向かい方はAグループの仕組みを参考にできると思います。Aグループみたいな雰囲気の学校になれば、素敵な大人に育ち、素敵な世界を作ってくれるでしょう。

担任なのか学年主任なのか校長なのか、そういう誰かの目的(思い)を感じとった子供たちが『勝手に』頑張る。頑張れないとき(そもそも自分から頑張りたくない時は無理に頑張らなくてもいい)に時々潤滑油を入れる。

Aグループの中で僕はふざけたことを言うことしかできていないのですが、真剣に考えるのが得意な人とか、優しく寄り添うのが得意な人、良いアイデアを生み出せる人とか、それぞれがそれぞれの持ち味を活かせばいいやと思い、ふざけることに集中できています。

これを適材適所というか、責任放棄というか。

適材適所が正解だと思いますが、学校というところはどうも同じことを求めます。ふざけるのが得意な人にも良いアイデアを出すことを求めます。「何事も経験」という理論もわかるのですが、そのせいで適材適所がうまくいかないならば本末転倒な気がしますし、少なくとも責任を負わせるべきではありません。


西野亮廣オンラインサロンに入ってから、一人ひとりの知識や生き様から学べることは多々ありましたが、全体的な流れやムードから、今の仕事にも通じるところを発見できたことも大きな学びです。





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