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16年3月27日 佐倉健康マラソン

 35回目のフルは3度目の佐倉健康マラソン。52歳。ぎりぎりでSUB4が叶って生涯勝敗は14勝21敗に。

 RUNNET年齢別ランキングにおいてある程度の順位を確保するためには、対象レースでSUB4をやっておきたい。今年度は昨年6月の千歳でSUB4を達成していたので安心していたのだが、なんと千歳がランキング対象レースに入ってなかったことがわかった!このままでは北海道マラソンのGタイム4:13でランキングが決まってしまう。それでは不本意!ということでSUB4狙いで急遽年度末の佐倉にエントリーした。
 佐倉は4回目のエントリー。最初の11年は震災3週間後ということで中止、12年は31kmで屈辱のリタイア、13年はSUB4達成。悲喜こもごもである。

 当日27(日)、佐倉駅到着は7:32。会場までは歩く。行程約2kmはup&downでコースの下見を兼ねている。広い会場に到着。まずは参加賞Tシャツを受取り、会場一番奥の体育館に陣地を構える。大福餅とお稲荷さんを食べて9:05に外に出た。スタートブロックは3:30~4:00。
 曇天でコンディションは良い。ただし我が身の体調は年度末のプレッシャーもあり不安があった。

 9:30Bang!スタートラインを38秒で通過。佐倉でも今年のスターターは小出さんではないのだな。最初は公園内の急勾配の下り。渋滞ゆえ接触に気をつけゆっくり下る。これだけの下りなのに最初の1kmは5’51もかかっていた。ここから駅までの約2kmは上り基調のUP&DOWN。
 3km過ぎたあたりで3:45PMが抜いていく。一瞬付こうかと迷ったが今日の体調ではリスクが高すぎる。先に行ってもらった。
 2~5kmは22~40(今日の表示は全て5分台)で安定、急な下りのある6kmまでは24と上がったが、その後10kmまでは32~37と安定。あれ?雨だよ。幸いにもすぐに止んでくれた。のどかな田園風景を進む。呼吸を意識するとちょっと荒れていることを自覚。気持ちペースダウン。15kmまでは40~46となる。このペースを維持できればちょうどSUB4である。
 田園を離れ上りの16kmまでは56かかったが、続いて38、29、22(下り)。順調といえよう。20km手前で待ち人0のトイレ4基を発見!すかさず並んで小用をたす。レース1時間前に水分をとっちゃいかんのだな~。ロスは1’20というところか?ロス込みで20kmまでは@6’58。ここまでぎりぎりSUB4のペースだったから、このロスが相当大きいことはわかっていた。
 印旛沼湖畔を走る。ハーフの通過はG2:00’11だった。トイレロスを控除してもSUB4には黄信号、半ばあきらめた感じ。トイレに入っている間に4:00PMにも抜かれたであろうことも想像がついた。
 黄信号かもしれないけどペースは落とさない。平坦な25kmまでを31~47までのペースで進む。若干の上下は給水のせいだろう。あれ?晴れてきやがった!暑いな~~。印旛沼のサイクリングロードに入る。周りが落ち始め、ガンガン抜き出すこととなる。こうなると気分が良くなる。体も軽くなったような気がする。現金なものだ!ハーフの地点ではあきらめかけたけど「行けるところまでSUB4に拘ろう」と改めて決意した。
 途中、風車を愛でる余裕もあった。下ばかり見てると気が付かないこともあるんだよな。一方、今年は桜はほとんど開花していない。残念だ。
 30kmまでも41~56。G2:51’12。う〜ん微妙なSUB4・・・・それでも抜く一方なので自然体に任せる。タイガースの黄色いユニホームが抜いていく。背番号は1985。あのバックスクリーン3連発の優勝した年か!昨年までの巨人ファンとしてはむかついたので抜いてやろうかと思ったけど、逆にどんどん離されてしまった。
 サイクリングロードから農道に移った35kmでG3:19’42。この5kmは32~52。SUB4までの残りは40’17、残り7.195km・・・・・やはり微妙・・・ペースが落ちたら即アウト。ちょっと押すか!
 ここから押すのはきつかった!37kmまでを42、34、G3:30’58。「残り5.2kmで29分かよ。しかも最後は強烈な上りが待っている」と気合を入れなおす。周りの応援も「4時間行けるよ」と煽ってくる。ここまで来たらなんとかしたい!
 38km辺りは未舗装道路を走らされる。小石が足に食い込むのが辛いが頑張って走る!ここ辺りを一所懸命走っている連中は皆SUB4に拘っているはず。その中で派手なウェアの小柄なおばちゃん、背中に「旭川」の文字が見える。私も息が上がっているが「旭川からですか?ボクは苫小牧です」と声を掛け「頑張りましょう」と引き離した。
 そういえば行きの新千歳空港。洞爺湖マラソンのバッグを持っている同世代の男性がいた。搭乗のときに並んだので「失礼ですが明日は佐倉を走るのですか?」と問うたらBingo!北海道で春を待ちきれないランナーは多いのだな~。
 未舗装道路から右折する前方ランナーの中に風船が見えた!「4:00PMだ!あれに追いつけば良いんだ」と気を入れなおす。
 38kmまでは36、続いて36、31と若干ではあるが確実にペースアップしている。で、40kmをG3:47’41。残り2.195kmを12’18だ!ふらふらの頭で一所懸命計算する。「端数の195mにはやはり1分ちょっとかかる。となると残り2kmを@5’30で行ってやっと届くってことか!最後の坂をこのペースで上れるのか??」って感じ。最後の給水で水を煽る。力水だ!ただ、ここからロングスパートを決める自信はない。ラストの上りに備えて呼吸を落ち着かせることにした。41kmまでを39と抑えてG3:53’20。
 Last1.195km!残り6'40!そびえる坂が前に見える。最後の大勝負!挑む!まだ風船ランナーに追いついていない。前にも見えない。飛ばす!ガッシガッシ上る。良い感じで上れている。それでも横を小柄な女性が抜いていく。喰らい付く。その女性ペースダウンというより失速。「ここで止まるとSUB4は危ないぞ?」と他人の心配をして抜き返す。ダッシュダッシュダッシュ!42kmの表示が見えた。ウォッチをチェック、この上りを29でクリアした!G3:58’49!SUB4をやっと確信!
 最後、傾斜が一段大きくなる上りをグイッとクリア。競技場に飛び込む。突然目の前に2人の風船ランナー!PMだ!前のランナーを煽っている。まとめてぶち抜く!これで確実。最後はガッツポーズでゴール!
 G3:59’4○!!!N3:59’0○の歓喜!!!
 時計とのにらめっこに勝った!ここ数年で一番の達成感のような気がする。

 ゴールエリアをフラフラと進み、チップを外してもらい、記録証を受取り、芝生でストレッチ。気持ちよい!しばらく寝転んでいたいが今日は連れがいる。
 陣地に戻ると既に連れが着替え始めている。「切れた?」と問われ記録証を見せる。「良かったじゃん」と言われ笑顔になる。連れは49分台とのこと。お見事である。
 体育館前の水道で頭から水を被る。ザラザラ塩を流す。外気温は12度程度だから一気に体が冷えた。全身を拭って着替え終える。陣地を後に14:15頃コースを下る。4:45辺りのランナーが上ってくる。「失敗したらこの辺りなんだよな」と思いながら達成感に包まれる。
 バスで佐倉駅に戻るのには思いの外時間がかかった。打上げは成田まで行くことにした。京成線を20分待ったのが誤算だったが15:25頃「餃子の王将」に入った。生ビールに餃子各1人前。つまみにレバニラ炒めと揚げソバ!追加の紹興酒をロックで2本ずつ飲んで、16:40頃打上げ完了。
 成田で飲めば帰りは楽チン。予定通り18:10成田発、新千歳着20:00。
 楽しく充実したマラソン遠征であった。何より「年度内SUB4」の目標をクリアできたのは、このコンディションでは出来過ぎの感がある。良かった良かった。

【今回の総括】
 5kmごとのラップ
  5-27’51、10-27’45、15-28’28、20-29’23(ロス1’20あり)、25-28’14、
30-28’53、35-28’30、40-27’59、Last-12’05
 最後10kmをペースアップしている。さらに最後の登りを駆け上がってゴールに飛び込めたのは嬉しかった!
 佐倉は発着が高台にある公園。スタートから下って佐倉駅までup&down。そこから田園地帯に下れば平坦。途中一回だけ登って下ればまた平坦な印旛沼湖畔。終盤はまた田園地帯を進み最後公園に駆け上がる。3回目でコースがわかってたから上手く攻略できたかな?ラッキーでした。

                               以上

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