【第8話】好みを可視化するクチコミサービス

前回は現状のクチコミサービスについて書きました。
今回は、それを踏まえて、仮説立てした、好みの可視化をしたクチコミサービスに必要な要素を。
(ファンマーケティングとギフトはどこ行った感がありますが、そのうち出てきます。)

好みが同じ人を見つけるサービス
クチコミに足りないものは好みの可視化であると仮説を立てました。
では「好み」がないとクチコミの意味はないのか?というとそんなことはない。現状のあらゆる販売チャネルにあるクチコミは購買の参考になっています。

私が考える好みの可視化は、そもそも役割が違っていて、現状のクチコミサービスが、クチコミを読んで購買のためのヒントにする役割であるのに対し、好みの可視化をしたクチコミサービスは、好みが同じ(または似た)人を見つけるサービスです。

購買が目的ではないため、そこに物を買わせようとするバイアスは無く、あくまでよかったという感想を見る場となります。
モノやトコロやコト(以降、モノトコト)を通った人達のクチコミを通して、その人を深く知る場です。
同じ好みの人の通った道を辿れば、自分も感動できる可能性が高くなり、ヒット率が高まり、無駄な消費をしないで良くなり、結果として満足度の高い生活が出来、人生が豊かになるというイメージ。

もちろん、失敗は人生の糧とも言えますが、別にお出かけで失敗する必要なんてない。限りある資源(お金や時間)を無駄に使う必要なんてない。

同じ感性を持つ、その商品や施設を好きな人=“ファン”から熱のこもったプレゼンを受ければ、そこに行きたい!それが食べたい!といった思考になり、それが目的地にもなり得るため、結果として、お出かけの行き先を決めることにも役立ちます。(週末のお取り寄せなんかも)

いいことばっかり!と思ってます。
ほんとにこんなサービスが欲しい。

ということで、本題のこのサービスに必要な要素を。

まずは、どんなジャンルで?と思いますが、一旦もう少し大きく区分してみます。

このサービスに合う人合わない人
一つ目は、
「そもそも余暇を楽しみたいと思っているかいないか」
休みの日は休みたい!と思っている人が多数いるのも事実。イヤイヤ行った旅行や、買わされたモノに感動するのは難易度高いです。(そういった出会いもありますが)

二つ目に、
「自力で見つける、調べることに価値があり、人に聞くなんてもってのほか。という人であるか否か」
これも大事。誰の力も借りず、自力でガイドブックやクチコミ、ブログなんかを探し出し、決断を下す人。
私はそれよりも詳しい人に聞いて参考にしようと思うタイプ。でも、世の中にはいろんな人がいるんです。(ほんとはそんな人にこそ使って欲しいですが)

三つ目に、
「褒めることのできる人か否か」
このサービスでは基本、褒めるを中心にしたサービスです。私がファンになった理由、です。
多少の改善点はあっていいと思いますが、よくなかったところは書かなくていい。むしろ後で書きますが、その商品・施設が好きになった人同士で作るファンコミュニティでのみ、失敗談やよくなかったモノトコトを語ればいいかと思っています。
余談ですが、悪いクチコミには今後の課題が山ほどあって、宝物の山だ!と言いますが、なんとも悩ましい。悪いクチコミを書く人のほとんどは二度と行きません、買いません。よほどのことがあった場合、気持ちも分からなくは無いですが、勘違いで自らポチったモノを悪く言われるのはどうかと?そしてそこから本当の課題は見つかるんだろうか、と。ならば今後のファンとなる人から発せられる改善点や要望を本気で検討した方がよほど今後のためになると思うんです。そもそも嫌なこと言われるの嫌ですし、心身の健康のためにも悪口は聞かない方がいいですし。

この辺りを、入り口でメッセージする事で、このサービス自体の期待値を調整したい。

次回はここまでの整理と、もう少しぶっちゃけた、このサービスを作りたいと思った熱を。
ではまた。

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