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「TMを見てきたから、自分も頑張れる。」じゅんさん①

第8回は、「RAINBOW RAINBOW」からFANKSになった、というじゅんさんのご登場です。終始、穏やかでスマートな語り口が印象的なじゅんさん。高校時代の甘酸っぱい思い出から、2000年代のTMのライブについて。「働くFANKS」としての心構えや矜持を感じさせるお話もお聞きすることができました。

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【インタビュー日:2023年7月19日】

①お名前:じゅん(仮名)

②年齢:54歳

 
③ご職業:サービス業
 
④お住まい:神奈川県
 
⑤FANKS歴:38年
 
⑥推しメン:3人
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⑦FANKSになったきっかけを教えてください。

じゅん:
高校の入学式の最初の日ですかね。同じクラスの自分のすぐ後ろ(の席)だったかのクラスメイトに初めて会いましたけれども。いきなり「TM NETWORKって知ってる?」って言ってきまして。知らなかったので、「知らない。」って答えたら、「これ、貸してやるよ。」ってことで、カセットテープを渡してくれたんですね。それが「RAINBOW RAINBOW」のアルバムのカセットテープで。それで初めてTM NETWORKを知って、うちに帰って聴いてっていう形ですね。

たぶん、僕が(カセットテープを)渡してもらった時には、「CHILDHOOD’S END」もリリースされてたと思うんですけども、友達は順を追って最初のアルバムをレコードからカセットテープに録音した物を貸してくれたんだと思うんですけども。

金谷:それまでって、どんな音楽を聴かれていましたか?

じゅん:邦楽だと、自分がちっちゃい頃は歌謡曲が全盛って言うんですかね。テレビをつけると、なんか歌番組がやっていたり。と、そんな感じだったんですけど、小学校の高学年ぐらいになると、YMOですかね。
同級生とか、あと同級生のお兄さんとかがYMOが好きで、僕に教えてくれて。それこそ、カセットテープを貸してくれたりですとか、友達んちに行って、ステレオでアルバム、レコードなんかを聴いたりですとか、っていうような形だったですね。

あとは中学校の頃なんかは洋楽ですかね。MTVとかがちょうど始まった頃だったんじゃないかなと思うんですけど。TOTOだとかヴァン・ヘイレンもだったかな。あと、デュラン・デュランも小学校の終わりとか中学校で聴いたと思います。
だから、邦楽って言うと、自分の中ではYMOですね。小学校の高学年ぐらいです。(YMOは)5年ぐらいで活動を終えてしまったので、(それ以降、)特に邦楽は追っていなかったんですけど、高校に入ってTMを教えてもらって、また聴き始めたっていう形です。

(小学生でYMOを聴いていたのは、)たまたま、僕の友達がちょっとませてるっていうか、何となく大人ぶるっていうか、そんなのもあってじゃないかなと思うんです。自分も含めてですけど。(アイドルも)嫌いではないんですけど、なんか、おおっぴらにアイドルの誰が好きみたいなことを言うのが、ちょっと恥ずかしいような感覚は自分の中ではありましたね。

金谷:初めての「RAINBOW RAINBOW」は、何が良かったですか?

じゅん:そうですね。もう、音ですね。(レコードを録音した)カセットテープで借りたので、ジャケ写とかメンバーがどういう人なのかもよく分からないまま、とにかく音をまず聴いたのが初めてで。それこそ、今までに聴いたことがないサウンドだったりですとか、曲の構成もなんか「すごくバラエティに富んでるな。」という風に思いましたし。1曲1曲、どれもすごく好きですし。

TMの初期って、僕もあまりよくは知らないんですけど、「CHILDHOOD’S END」ぐらいまでですかね、ファンタジーをテーマにして作品を作っていたっていうのを後から知ったんですけど。
音そのもの。シンセサイザーで作られた音なんですけども、今までに聞いたことがないような音だとか、アルバム全体の世界観も好きですし、1曲1曲も好きですね。

金谷:YMOのシンセとTMのシンセで、ここが違うな、とか面白いな、って思った部分ってありました?

じゅん:当たり前っちゃ当たり前なんですけど、TMには歌詞がついていて、YMOには歌がついていないですね。ゼロじゃないんですけど。あとは、比べた時に、TMの方がYMOよりちょっとポップな感じっていうんですかね。なんかそんな印象を受けたりですとか。
昨日もたまたまテレビを見ていて、小室さんが「YMOと違う音楽を作るので。シンセサイザーでダンスミュージックをやっていく。」なんていうお話をされていて。そういうのは自分にとってはすごく新鮮で新しいなと思いました。

(「RAINBOW RAINBOW」を聴いた)その後は、引き続き友達と仲良くなって、「CHILDHOOD’S END」を貸してくれたりですとか、「GORILLA」がその夏ぐらいにリリースされたんじゃないかと思うんですけど。
それも、その友達にはお姉さんがいて、お姉さんは元々(TMを)好きだったらしくて、黙っていてもお姉さんがアルバムとか買ってくるらしくて。自分も友達の、ちょっとおこぼれに預かるっていうかそんな感じで聴いていました。

(次回へ続く)

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