自分がまさかこんなにバカだと思わなかった。（事実は小説よりも奇なり）

初めまして、岡山に住んでいるfnitです。

僕は今年28歳になります。学生時代は全然勉強も部活もろくに努力せずなんとな〜く過ごしてきました。20歳で専門学校を卒業してから田舎の定番の工場に就職しました。就職してからも特に仕事を頑張るわけでもなく、何か打ち込んでいるものがあるわけでもなく…

自分で言うのもなんですが、めちゃくちゃ平凡な人間だと思うんですよ。僕みたいな人間って田舎には多いんじゃないかな。工場で働いてる人って特別やりたいこととかはない人多いだろうし。

休みの日はパチンコに行くことが多かったです。暇だから行くみたいな感じでよく行ってました。そのせいでめっちゃ借金がある！とかいう話ではないです（笑）そんな生活を送ってたんですけど、心のどこかで自分はまだ頑張ってないだけとか思ってる自分がいるんですよね。この歳になっても特に何も身についてないのに。

それで今回のテーマなんですけど、みんな自分が詐欺にあうとか思わないですよね？

僕は思わないです（笑）僕こんな感じの人生ですけど、結構疑り深いんですよ。金儲けの話とか全く信じませんし、本当に自分が体験したことしか信じないタイプです（笑）でも今回人生で初めて引っ掛かったんじゃないかなって思ってます。

僕がよく遊ぶ友人が中学校の同級生3人なんですけど、働き出してからもほんとによく遊んでました。飲みに行ったり、徹夜で麻雀をしたりいろいろ遊びました。その中の日1人が今月に入って結婚したんですけど本当に嬉しかったです。

関係ない話するなよ！って思う方もいると思うんですけど、今回の話の登場人物はもう出てきません。この中で起きたことなんです。正直自分でも今も信じられないなって思います。この中学校の同級生なんですけど、最近結婚した1人を除くと僕ともう1人（今後はH君と呼びます）は普通に働いてます。そしてあと1人（今後はK君と呼びます）は普通の会社員ではなく、色々していました。今何をしているのかはわかりません。

4人の中でもH君とK君はめちゃくちゃ仲が良かったです。2人で飲みに行ったりすることも結構多かったです。僕らは今年で28歳ですけど、この歳でそんなに2人でやることもないのに一緒にいる？ってくらい一緒にいました（笑）だからまさかこんなことになるとは思いませんでした。

今回の詐欺じゃないかなっていう話はこれからがその内容です。今年に入って僕が家にいるとH君から電話がかかってきました。そしたらH君とK君が一緒にいて、K君がお金欲しい？って言ってきました。僕は悪いことは絶対にせんで（笑）って返事をしたのですが、K君が犯罪とかそういうのでは全くないリスクはないって強く言ってきました。それと250万手に入るその代わり、300万現金を用意しないといけないと言われました。僕はそんな話あるわけないし、そもそも貯金もなかったので準備できないと言いました。

K君は僕がお金をあまり持っていないからええ話持ってきたのにな的なことを言いました。僕は全く信じてなかったので2人で俺を騙そうとしているのかとしか思ってなかったですが、話を聞くとH君はもうお金を払っていました。しかも、H君が最近買った新車を売って僕にいうより多い金額を用意してました。（H君はこの時点で500万ほど借金をしてお金を用意してました。その分H君の取り分は多いです。）

僕はその話を信じてなかったのですが、後日その車を売ったというお店に行くと本当にH君の車がありました。クレジットカードで金券を買って換金もしていてネットで明細を見せてもらったので本当にお金は用意していました。

僕はずっと疑っていましたが、K君がH君を騙すことはないんじゃないかなって薄々思い出していました。そしてH君とよく電話をしていて今回の話に乗ることに決めました。僕は恥ずかしながら貯金は全くなかったので、K君にいうと準備出来るだけでいいよ取り分は250万変わらずでと返事きたので、H君がやっていたクレジットカードで金券を買って換金する方法で150万ほど現金を用意しました。K君はK君で500万ほど用意していてH君はそれを見たと言っていた。

そして今年3月1日には全部終わってお金が入るということを言っていて（どんなことをするかは詳しくはK君しか知らなかったです。H君は詳しい話を聞いていたみたいだったが僕はあまり詳しい話は知らなかった。その時点で僕はだいぶバカだが。）実際にその日になるとK君からごめんという連絡がきた。

僕とH君は一緒にいたのだが、K君はお金は全部渡してその後相手の場所も全てわからないと言ってきた。H君は嘘だろ？と言ってK君を責めたが、K君はごめんとしか言わなかった。僕は正直何が起きてるのかもうわからなくなってました。3人で用意した金額は1000万を超えていたのでそれが全てなくなった。

それからK君と合流したのだが3人でいても誰も言葉を発することはなかった。僕とH君はK君に騙されたと思っていた。僕よりH君は死ぬほど怒っていたと思う。１時間ほど立った頃、K君が2人の分のお金は俺が全部返す。と言い出しました。K君も自分もお金を全部持っていかれたとは言っていた。けど2人の分はなんとしても全額返すと言い、僕とH君は本当に？という感じだった。

そしてK君の言葉を信じて僕とH君は普段の生活に戻る事になった。僕はカードの限度額がいっぱいになってたので貯金もなかったのでリボ払いで耐えたが、問題はH君だった。H君は実家住みだったので新車で買った車がなくなった事に親がなんで？ととても聞いてきていた。H君はちょっと友達に貸してると言って凌いでいたが、1ヶ月もそんな事を言っていたら親がH君を心配して何かあったのか？問題にでも巻き込まれたりしたのか？と不審に思っていた。そして1ヶ月するとH君のクレジットカードの支払いが滞り、クレジットカード会社から電話がくるようになりH君は親にすべて話した。

H君は親に呆れられ怒鳴りつけられた状態で僕に電話をしてきた。正直H君の精神状態はだいぶ不安定だったので泣きながらどうすればいいのかわからないと言ってきた。僕もH君を助けてやりたかったが、何もできることがなかった。その1ヶ月の間もK君はお金を返すといい続けどうにかお金を工面していると言っていたが、本当なのかはわからない。

H君は詐欺にあったという事で親に警察に行かなくていいのかと言い続けられていたが、警察に言えるような証拠も何もない状態だったのでどうすることもできなかった。H君は実家にいるのが耐えられなくなり、仕事をやめて岡山から大阪の友人の家に出る事になった。

今はK君がお金が用意できたら連絡するという事で僕とH君は連絡を待っている状態だが、もう返ってはこないと思っている。ただK君も相手側に騙されたということなので僕とH君はあまり強くは言えなかった。情けないがK君がお金を返してくれるなら返して欲しかったのもあった。H君はもう支払いが間に合わず、ブラックリスト入りもすると思うと言っていたのとたまに死にたいと言っていた。H君は家族と仲も良く、実家のことが大好きだったと思う。でも今回の事で家族との仲も今までのようにはいかないと泣いていた。

こうやって文章にしてみると本当に嘘みたいな話だなと思う。今年の初詣は1人は結婚する相手と一緒にいたが、僕ら3人は日付が変わる前から一緒にいた。来年も一緒に来れるかなとK君が言っていたのを覚えている。それから半年も経たずにこんな状況になるとは僕もH君も1ミリも思ってなかったと思う。

今回のことを通じて今まで自分は騙されるなんて思いもしてなかったけど、本当に信じてしまって騙されることもあるんだなっていうのと自分が予想以上にバカだなということがわかった。

所々フィクションは混ぜてますが、現実に僕とH君が借金をしたのと金額は本当です。もうみんなの仲が元通りになることはないと思います。最近周りも結婚したりしていて、真っ当に生きているのをみると自分が凄く情けないなと思います。

最後に　こんなこと絶対ないってことはこの世にないと思います。今回は自業自得だとは思うのですが、いつ何が起きるかは誰にもわかりません。皆さんも気をつけてください。

初めての投稿だったので、文章の拙さや見にくいかったと思うのですが最後まで見ていただきありがとうございました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終わり