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普通の金融商品と詐欺商品の違いは、基本は1つしかない

経済的な自由を得ていく上において、
気をつけていただきたい落とし穴があります。

FANGSでは、それを
“ブラックファイナンス”と呼んでいます。
ブラックファイナンスとは、
簡単に言うと投資詐欺のことです。

もしかすると、中には
「投資詐欺なんて、自分が遭うはずがない」
と思っている方もいるかもしれません。
しかし大金が動くところには、必ずそれを
横取りしようとする詐欺師がいるものです。

たとえ詐欺師といえども、
詐欺商品のコンセプトや売り文句、
利回りが出る方法などを考えて説明し、
投資家を納得させなくてはなりません。
相手に信用されない限り、
とても大金を出してはくれないでしょう。

もともと相手の信用を得るというのは、
ビジネスを行う上での鉄則です。
詐欺師も、相手の信用を得る必要がある
という点においては同じです。
つまり、投資詐欺であるか、そうでないかの違いは
「資金を運用しているか?いないか?」
だということがお分かりいただけるでしょう。

投資詐欺には、いろいろなものがありますが、
大筋は同じです。

まず、投資家から募ったお金を運用せず、
代わりに集めたお金の一部を配当と偽って分配します。
配当を得て安心した投資家は、
追加出資をしたり、知り合いに勧めたりします。
しかし、実際は運用していませんから、
お金が増えるはずもありません。
この手法を、ポンジ・スキームと言います。

では、実際の詐欺事例を見てみましょう。
テキシアジャパンホールディングスの例です。

月3%の架空投資話を持ちかけた容疑者を逮捕

同社は月利3%を謳い、2017年までの約4年間に
約1万3000人から計460億円を集めました。
顧客には、「利回りは株、証券、FXなどの運用益」
だと説明していました。

広告塔になっていた容疑者は、自らをキングと呼び、
ステージで歌う派手なパフォーマンスで有名でした。
相手の心配事に耳を傾け、同情したフリをして
数万〜数十万円を手渡すなどして、信用させていました。

2021年6月、名古屋地裁はキングに懲役8年、
罰金200万円の判決を言い渡しています。

【参考文献】
日経新聞Web版:2021年6月16日、FRIDAY DIGITAL:2019年2月28日、朝日新聞DIGITAL:2019年2月14日、2019年3月5日、他


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FANGS Group【ファングスグループ】
HP:
https://www.fangs-g.com

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