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「天然さとうきびストロー」導入までの道のり (F&P サステイナブルプロジェクト レポート)

こんにちは。表参道と丸の内の本格スムージー専門店「FICO & POMUM JUICE(フィコ・アンド・ポムム ジュース)」から、今日はサステイナブルチームによるポストです!

近年、プラスチックゴミが地球環境に与える影響について、取り沙汰されることが多くなりました。

私たちが取り組んでいる、プラスチックの代替検討プロジェクトについて、活動状況をお伝えします。

地球環境に配慮したサステイナブルでエシカルなライフスタイルが特に若い世代を中心にトレンドになりつつあります。

例えば、私たちが商品を購入する際に「デザイン」や「価格」だけ見るのではなく、「地球環境に優しい素材を使用しているかどうか」という視点を入れるということです。

FICO & POMUM JUICE のこれまでの取り組みとしては、
2019年より、店内での飲食でご利用のお客様に対しては、「ステンレス製ストロー」で提供する方法を採用しています。

ステンレスストローPOP

しかし、テイクアウトをご利用のお客様については、ステンレスストローがお渡しできないために、脱プラに移行することが出来ていませんでした。

(FICO & POMUM が創業してからストローに関するブランドづくりの経緯は、F&Pジャパン 代表・西野の記事にて詳しく紹介されています)

ここから私たち若手メンバーによる「サステイナブルチーム」にバトンが渡され、プラスチックストローに代わる環境素材ストローを探す旅が始まります...!(笑)

環境素材ストローを探す上での大きな課題の1つは、「飲みごこちを損なわないこと」です。
FICO & POMUM では、ストローに口をつけたときの触感まで顧客体験の一部として細かく設計されているので、口径・素材などの問題をクリアできることが条件になります。

そこに、チームメンバーの1人が見つけてきてくれたストローが、有機栽培された「さとうきび」を使用した、生分解性の自然由来のエコストローです!


早速サンプルを取り寄せ、テストしてみることにしました。
課題の1つだったストローの口径もちょうど良さそうです。

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結果、飲み心地、口当たり、耐久性全てにおいて問題なく、脱プラスチックの実現に向けて大きく前進した実感を得ました。

しかし、また1つ問題が発生しました。

それは、有機さとうきびストローの1本あたりの単価がプラスチックストローのそれと比べ、なんと約10倍だったのです・・・・💦

このとき、プラを代替するということが世の中に思われるほど簡単にはいかないハードルを痛感しました。
しかし、ここで諦めるわけにはいかず、導入コストを賄う方法についてディスカッションの日々が続きます。

まず考えられるのが、コストギャップを回収するための「商品価格への転嫁」です。しかし、私たちは多くの人がカジュアルに手に取れる健康を提供し続けるために、商品を値上げを安易に決定することはできませんでした。

さまざまな案からこのとき採用した方法が、「お客様にプロジェクトへの募金をお願いする」というものでした。

ストローに対してお金を払っていただくというよりは、サステイナブルな取り組みそのものに対して賛同や共感をしてもらうというアプローチがお客様の理解も得ることができ、有効ではないかと考えたのです。

そして、募金を並行実施した有機さとうきびストローのテスト導入というかたちで本格的にプロジェクトが始動しました。

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テスト導入開始後、SNSでサトウキビストローについてポストしてくださるお客様もおられ、私たちの取り組みに少なからず共感をいただいていることを感じました。

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そして約1ヶ月のテスト導入後・・・

多くの方に趣旨賛同いただき、当初計画を上回る募金をいただくことができました。

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募金にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!

今回のテスト導入を振り返り、改めて「エシカル消費への理解と共感は高まっている」という実感を持つことができました。
この結果を踏まえて、これから有機さとうきびストローの本格導入に向けて次のステップに動いて行きたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました☺️
We are what we eat!



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