スムージーが世の中の役に立てること
F&Pスムージーは、国内発の本格スムージーブランドですが、
私たちは「スムージーが世の中の役に立てることって、あるんじゃないかな!」
と思って日々活動しています。
今回は、そんなお題でお話しさせてください。
朝食の欠食率
朝ごはんをきちんと食べている人は、どのくらいの割合なのでしょうか。
厚生労働省による「国民健康・栄養調査」では、
「朝食の欠食率 (成人における朝食を抜いた人の割合)」が毎年レポートされています。
厚生労働省は、朝食の欠食率の目標を「15%以下」としていますが、
実際には「朝ごはんを食べない日本人」は年々増加しています。
特に若い人ほど目立って欠食の割合が高く、20歳代の男性で約3割、女性で約2割の人が朝食を食べていません。
欠食の要因にはいくつかありますが、
「朝は忙しくて時間がないから」「面倒だから」「食欲がない」「ダイエット」といった理由が挙がっています。
スムージーは、忙しい朝でも簡単にすばやく栄養を摂れる「ヘルシーファストフード」。
なんだか、これらいずれの理由に対してもピッタリ効果を発揮してくれるような気がします。
エネルギーに満ちてポジティブに1日をスタートするためにも、朝食は欠かしたくないところ。
ついつい朝食を抜いてしまう人のために、ぜひともスムージーが役に立ってほしいです。
野菜・果物の摂取不足
同じく厚生労働省のレポートでは、「野菜の摂取量」「果物の摂取量」も調査項目になっており、目標摂取量が定められています。
野菜の成人1日あたりの目標摂取量は「350g」で、
これを満たしている人の割合は、全体では約3割程度。
やはり若者になるほど低くて、2割以下です。
一方、果物の成人1日あたりの目標摂取量は「200g」。
なんと、40代までは男女ともに1割未満。2人に1人はほとんど食べていないというデータも。
みんな、野菜も果物も全然足りていません!
野菜や果物をそのままブレンドするスムージーは、このような不足を補うのにも最適です。
1杯で目標摂取量に対して不足する分を補える(*)ので、
スムージーが人々のライフスタイルとしてもっと広まっていくことで、きっとこのような社会課題の改善にも一役買えるでしょう。
フードロス問題
日本における「まだ食べられるのに捨てられている食料」は年間約522万トン(2022年)と言われています。
「フードロス削減」に向けたムードは、世界的な「SDGs」「サステイナブル」の風潮も相まってここ数年で一気に高まりました。
近年の日本でも、行政や民間企業で取り組みが加速し、「もったいない」はもはやみんなの共通思想になりつつありますよね。
F&Pの1号店オープン当初、野菜や果物を管理し取り扱うオペレーションは非常に難しく、余った食材を日常廃棄してしまっていました。
その反省から、食材を最も品質の良い状態で急速冷凍して1杯分ごとに使い切り分量で小分けする「スムージーキット」と、
それをセンターから供給するサプライチェーンシステムは、こうした課題を解決するために開発されました。
このシステムに切り替えたところ、店舗でのスムージーの食材ロスをゼロにすることに成功しました。
さらに、まだまだこの仕組みの中で工夫できることはありそうです。
スムージーにとって、食材の「形が悪い」「大きさが悪い」というのは商品のクオリティに一切関係がないので、
行き場がなく捨てられてしまう「規格外品」でも有効活用ができるでしょう。
規格外が理由で廃棄されている品質の良い農産物を、スムージーで救うことができるのではないでしょうか。
今後、ビジネスの拡大とともに、さまざまな外部パートナーと関係を持ちながら長期的視野で取り組んでいきたいところです。
フードマイレージ問題
「フードマイレージ」とは、食料が生産されてから消費するまでにどれだけ移動させたか、という指標です。
簡単に言うと、「地産地消」で環境にやさしい食生活をしましょう、という話です。
日本の食料自給率は、先進国において群を抜いて低く40%に満たない。
ではフードマイレージはどうかというと、
これまた不名誉なことに、先進国でダントツのワースト1位。
私たち一人一人が、身近なところから行動を始める必要がありそうなのです。
F&Pの商品原料として取り扱っている農産物には、国産のものも輸入のものもあります。
すべてを国産にこだわって調達することは、現実的にはとても難しいです。
そこでF&Pでは、地産地消をテーマにした季節限定キャンペーン商品の企画などの取り組みを行なっています。
たとえば、東京の生産者の方々とタイアップし、東京産イチゴを使った「東京イチゴミルクプレミアム」、
東京産イチジクを使った「東京イチジクスムージー 超リッチ」などの限定商品を開発・販売。
いずれも、東京では生産量の少ない希少な品種ですが、
逆にそれを通常商品の2倍〜6倍など贅沢に使ってプレミアム感を演出。
同じ東京のど真ん中一等地で販売することで、消費者がスムージーを通して、生産者や地域の農産物を認知する機会づくりに貢献しています。
私たちの商材 (スムージー)は、日本のフードマイレージを半分にできるような特効薬ではないかもしれない。
でも、事業を通して少しでもメッセージや気づきを発信できたらというところから、取り組みを行なっています。
健康的な食生活意識の低さ
日本には、学校給食があって、食育レベルが高い。
アメリカは、肥満人口率が高い、ファストフードの国。
・・・巷ではこんなイメージで言われたりもしますが、
はたしてこれは真実でしょうか?
「日本人の食意識」を示す興味深いデータがあります。
ある調査によると、日本人の「健康的な食生活」に対しての意識は、先進国23ヶ国の平均に対して29%も低く、最下位でした。
これは、まだ一般的には顕在化していない社会課題と言えます。
F&P創業者の西野が創業したきっかけは、
アメリカで出会った1杯のスムージーでした。
1杯のスムージーによって、健康への最初の「気づき」を得ることができ、そこからからだを気遣う「習慣」が生まれました。
1杯ではじまる生き生きとして活力に満ちた朝。
1杯からはじまるヘルシーなライフスタイル。
そんな気軽に楽しめる、健康的でからだを思いやる習慣が、日本の日常にもあってほしいという願いから、F&Pというブランドはスタートしました。
1杯のスムージーは、食と健康への最初の「気づき」をつくり、からだを気遣う「習慣」となります。
F&Pが思い描く未来
F&Pが掲げる企業ビジョンは、
「すべての人が、自ら健康のために行動する世界をつくる」です。
しかし私たちは、「健康のためのベストソリューションがスムージーである!」とは考えていません。
「健康」という壮大なテーマとなると、人それぞれによってベストな答えは違います。
人によっては人間関係のストレスをなくすことかもしれないし、
人によっては難病から治癒することかもしれないし、
人によっては貧困から脱して今日の生命維持のために充分な栄養を摂ることかもしれない。
ですので、健康的で理想的な生活のためには、スムージーだけではだめで、
個々の人が食意識に目覚めて、健康のために自発的に、継続的に行動できるようにならなくてはいけないと考えています。
楽して儲かる方法がないのと同じで、
学ばずして正しく健康になる道もありません。
「健康」という理想体を目指すとき、そこには「気づき」と「習慣化」が必要で、
それ自体は外から誰かにもらうものではありません。
「健康のための効果」は、もともと自分の中にあるのです。
なんかちょっとからだにいいことしてる気になる。
その日がポジティブになる。
自分の健康意識が1段階上がる。
気づきと習慣化のきっかけが生まれる。
これって、とても有益で大きな効果だと思いませんか!
日本の人口の84%の人が病気ではないが健康でもない「未病」の状態であると言われています。
健康であるためには、日常的な習慣を改善するために行動し、病気にならないようにする、自分自身の心がけが何よりも大切です。
そのためにF&Pは、いつも人々のそばにいて気づきと習慣を届ける、
「Lifelong Partner for Wellness (ウェルネスの生涯パートナー)」という存在でいたい。
それがやがて、「すべての人が、自ら健康のために行動する世界をつくる」ことにつながると信じて行動していきます。
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