「植物性ミルク」の特徴やメリットを理解してみよう
美容や健康にも良いと人気が高まっている「植物性ミルク」。ここ数年では豆乳のほか、アーモンドミルクやココナッツミルク、ライスミルクなど、さまざまな商品をスーパー見かけるようになりましたね。今回はその植物性ミルクの特徴や美容面・健康面でのメリットなどをご紹介。すでに取り入れている方もそうでない方も、今後の選択方法の1つとしてぜひ参考にしてみてください。
「植物性ミルク」の特徴やメリットは?
「植物性ミルク」とはその名の通り、植物より採れるミルクのこと。豆乳のほかアーモンドミルクやココナッツミルク、ライスミルク、オーツミルクなどが当てはまります。そんな植物性ミルクの特徴は大きく分けて2つ!
1つ目は「乳糖不耐症」や「アレルギー」の方も選べるという点。
2つ目は「環境にやさしい」という点です。
「乳糖不耐症」や「アレルギー」の方も選べる
乳糖不耐症は乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)が少ない方に起こりやすいといわれています。特に乳幼児などは母乳を消化するためにラクターゼが働きますが、大人になるにつれラクターゼの量が減少してしまうという報告があります。それによって牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまう方がいらっしゃいます。牛乳アレルギーはカゼインという牛乳タンパクなどが原因となります。子どもに多いといわれていますが、大人でもまれに起こる方もいらっしゃいます。植物性ミルクはそのような方々でも選択できるのが特徴であり、メリットでもあります。
「環境にやさしい」とは?
近年、私たちが普通に過ごす上でも耳にするようになった「サスティナブル」というワード。
“持続可能な”を意味するとおり、将来にわたっても持続できるような環境活動や人間活動、文化活動などを指します。植物性ミルクはそのなかでも環境活動に寄与しているという点で評価されています。
例えば、牛乳1杯分(200ml)を採るために排出される温室効果ガスや、利用される土地・水資源・肥料などを計算すると膨大な量となります。
それに比べ植物性ミルクを採るために排出される温室効果ガスや飼料などは少ないことから、アメリカなどでは「エコロジー」であると代用して利用している方が多いと言われており、それが植物性ミルクの2つ目の特徴&メリットとなっています。
牛乳と「植物性ミルク」
それぞれの栄養価や特徴一覧
今後も注目したい「植物性ミルク」
今回は「植物性ミルク」の特徴やメリット、それぞれの栄養価などについてもご紹介しました。乳糖不耐症や牛乳アレルギーの方も選ぶことができ、さらにサスティナブルという点でも注目を集めている植物性ミルク。これからどんどんラインナップも充実してくるかもしれませんね。まだ飲んだことがない方も、ぜひどこかの機会に手にとってみてくださいね。
参考資料
https://www.glico.com/jp/product/drink/almondkoka/29173/
https://shop.fukumitsuya.com/products/3451?ad_code=official_ec&_ga=2.209527122.1760512616.1610886288-1774709077.1610886288
https://ecomil.com/en/productos/ecomil-cashew-drink-sugar-free-bio-1-l/
https://www.alpro.com/jp/products/drinks/oat-drinks/oat-unsweetened/
https://www.k-tounyu.jp/lineup/3336/
By Arisa Nishime
沖縄出身・管理栄養士/ライター
趣味は美味しいものを食べることと、運動すること!
「美味しいもので健康に」をモットーに、FICO & POMUM のスムージーに含まれる栄養成分やカラダの調子に合わせたスムージーの選び方などをわかりやすくご紹介していきます