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青山商事の株主優待を麻布テーラーで使った場合のシミュレーション

 2022年に洋服の青山やスーツカンパニーを傘下に持つ青山商事が、麻布テーラーを買収した。

 私はいつもスーツカンパニーでスーツを購入しており、その際は青山商事の株主優待券を使用して20%オフにしている。
 青山商事が買収したことにより、麻布テーラーでもこの株主優待券が使えるようになったらしく、過去に麻布テーラーでパターンオーダースーツを検討したことがある身としては、価格がどのくらいになるのか気になるところだ。

 全てのオプションに割引が効くのかなど、細かい部分は確認できていないが、ある程度の目安として計算してみたい。

 オプション価格については以下のブログを参考にした。


【生地】

・ワールドトラベラー(55,000円)

 生地はワールドトラベラーで想定する。
 最も安い生地から11,000円高い国産の生地で、糸にナノ加工を施すことでストレッチ性と撥水性があり、シワになりにくい機能的な生地である。
 上の価格帯を見るとキリがないので、このくらいの機能的なものを選んでおけばいいだろう。


【ジャケットオプション】

・本切羽(3,300円)

 本切羽は袖口が切れていてボタンで留まっているもので、そうでない仮切羽は袖口に切れ込みはなく、ボタンが飾りになっているものだ。
 実用的でないオプションだが、個人的に本切羽にしてボタンを1つ外すのが好きなので、このオプションは入れたい。


【パンツオプション】

・Vスリット(1,100円)

 パンツの腰回りの後ろ部分に切れ込みが入っているのがVスリットで、座った時にこの切れ込みが開くことで動きにゆとりが出る

・腰裏滑り止め(1,100円)

 腰回りの内側に滑り止めを付けて、ワイシャツを上にずれにくくするオプション。

・シロセット加工(1,100円)

 パンツの折り目を長持ちさせる加工


【その他オプション】

・水牛ボタン(3,850円)

 ボタンはデフォルトの樹脂製だと味気ないので、せっかくのオーダースーツなら水牛にして高級感を出したいところだ。
 もしくは落ち着いた色のナットボタンでもいいだろう。ただナットボタンの価格が分からなかったので、最も高いであろう水牛ボタンの価格を想定することにする。

・キュプラ(2,750円)

 裏地をポリエステルから吸湿性が高いキュプラにすると、蒸れにくくなり快適さが向上する


合計金額

 これらの生地とオプション価格を足すと合計は68,200円となり、もしもこの全体に20%の割引が効くとすると、1着の価格は54,560円となる。

 スーツカンパニーのマシンメイドラインに色々オプションを付けた上で20%引きにすると35,464円ハンドソーンラインだと44,264円なので、マシンメイドに1万追加すれば、ハンドソーンラインになり、そこからさらに追加で1万円出せばパターンオーダーができるイメージになるだろうか。

 これを高いかどうかと言われると、個人的にはまあまあ高いという印象だ。
 スーツカンパニーの既成スーツには、上に挙げたオプションのうち、シロセット加工とキュプラ以外は全て付いており、サイズ的が合わないということもないので、特にオーダーしなくてもいいかという結論になってしまった。

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