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はじめての歌舞伎~お食事 編 (上)~

三月も後半となり、すこしあたたかい季節になりました。東京・京都など、あちこちで歌舞伎公演が行われています。
「春めいてきたし、桜見がてら、劇場に行ってみようかな」
まだ今月の歌舞伎、間に合いますよ!
そんなあなたに向けた、劇場での過ごし方〜お食事編〜をお届けします。

歌舞伎公演は3時間が基本で、休憩時間30分

この見出しをみて、え!?公演時間、ながっ!!と思われた方がいるかもしれません。

歌舞伎公演は以下のようなタイムスケジュールで行われます。

南座「三月花形歌舞伎」の上演時間。タイムスケジュールは公演初日にHPにアップされる(歌舞伎美人HPより)

これでも公演時間として短くなったほうで、昔は3〜4演目の上演が基本で、1演目ごとに休憩。11時にはじまり、15時半終演します。そして、また16時から夜の部が開くのが基本でした。役者さんハード!

しかし、いまは感染症対策の関係で、公演時間は短くなり、物語を見せるお芝居と、舞踊の2演目の構成が多く、初めてでも疲れない、コンパクトな公演になっています。

長いようで短い30分休憩

なぜこんなに休憩時間が長いのか。役者さんの準備の都合もありますが、もうひとつの理由は、お客さんがお食事をすることを想定しているからです。
先ほどお示ししたタイムスケジュールをみると、お昼どきをまたいでいます。
腹が空いては芝居は観れぬ
お芝居観るのって意外とエネルギー使いますから、栄養補給は大切です。

では、歌舞伎専用劇場でのお食事事情はどうなっているのでしょうか。

レストラン派?お弁当派?

お食事パターンは次の二つです。

A.劇場近くのレストランで食べる
B.お弁当を座席で食べる

では順にご案内いたしましょう。

劇場との連携バッチリ!レストランでの食事

歌舞伎専用劇場にはレストランが併設されています。
事前予約または当日開演前に予約すれば、休憩時間には、あなたのお食事が出来上がっています。待ち時間ゼロで、お食事ができます。

気になる価格帯ですが、2000円台からゴージャスな5000円ほどの食事があります。

※この記事をブックマークして、観劇する劇場のレストランガイドとしてお使いくださいませ。

東京・歌舞伎座はコチラ↓

東京・明治座はコチラ↓

東京・国立劇場はコチラ↓

東京・新橋演舞場はコチラ↓

名古屋・御園座はコチラ↓
御園座は休憩にレストランで食事はできず、お弁当をお座席で召し上がるパターンのみとなります。(お弁当については後半で詳しくお伝えします)

大阪・松竹座はコチラ↓

京都・南座はコチラ↓

福岡・博多座はコチラ↓

観劇の日はハレの日

お芝居に行く日は朝からウキウキしますよね。その日のためにお仕事がんばって、お食事は、ちょっとリッチに。自分へのご褒美!もアリ。

レストランでの食事は、客席を離れ、ゆったりとした空間で過ごせるメリットがあります。
ゆっくりしたあとは気分をかえて、またお芝居の世界に浸る。なんて優雅じゃございませんか。

はじめにご案内しましたが、午前の部の場合、お芝居は、11時開演。劇場が開くのが10時半です。場合によっては、デパ地下がまだ開いてなくて、お弁当買う時間がないということも。そんなときにレストランでの食事は助かります。

でも、お食事はそんな豪華なものでなくてもいいよ。パッとつまむ程度でいいよ。という方もいらっしゃるでしょう。ワタクシは、このタイプ。
そんな方には、お座席で食べるお弁当がオススメ。

と、お弁当のお話は次回にいたしまして、本日はひとまずここまで。

次回はデパ地下と劇場の位置関係を徹底分析!↓

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