見出し画像

歌舞伎・文楽のプロが全力!ショートムービー紹介

古典芸能・伝統芸能って、お堅いイメージありませんか?一度観たらそんなことないって、わかるのですが、その「一度」を体験するのに勇気がいったりしますよね。何事もはじめて、って緊張します
その緊張を上回る「観たい!」という欲望があれば、観に行っちゃうんじゃないですか?

そこで、今回は、歌舞伎・文楽のお堅いイメージがなくなる!?本家のご本人たちがムービーをご紹介いたしましょう。

歌舞伎俳優が本気でカブいてる

まずは歌舞伎のみなさまからご紹介。
歌舞伎といえば、カッと目をむく、見得(みえ)がカッコいいですよね。キマった!てかんじになります。
そのカッコいい見得にスポットを当てた、歌舞伎役者渾身のお遊びムービーをご紹介いたします。

この動画をご覧になって、この人ステキ!と思った俳優さんがいれば、最後の出演者一覧の写真からお名前をチェック!そして、今月はどこにご出演か、調べましょう!
見得をする際に、「バッタリ」という効果音は、ツケ。このツケを打つのは、つけ打ちさんと呼ばれる専門職。ツケは役者に負けない、お芝居を盛り立てる出演者と言ってもいい、大切な役割です。

歌舞伎俳優の動静表はこちら↓
(リンクが飛べない場合「歌舞伎 on the web 動静表」で検索。

つけ打ち・山﨑徹さんの出演予定はこちら↓

一流の遊び心でみせる歌舞伎、文楽

歌舞伎、文楽を身近に感じられるのがEテレ。次にご紹介するのは、子ども向け番組「にほんごであそぼ

この番組には、第一線で活躍の方々が、歌舞伎や文楽の名シーン・名ゼリフを、ショートでお送りする、贅沢なコーナーがあります。

歌舞伎

こちらは、義経千本桜「渡海屋」の場面での、コミカルな魚尽くしのセリフ

義経千本桜といえば、もともとは江戸時代の人形劇・文楽が原作。文楽の人気作品を歌舞伎でも取り入れた訳ですが、そっくりそのままやるだけでは芸がありません。歌舞伎は歌舞伎でオリジナリティを出し、歌舞伎版「義経千本桜」として工夫を重ね、上演されてきました。この魚づくしも原作にはない、歌舞伎オリジナルです。

文楽

古典芸能といえばコレ!おめでたいときに舞われる、三番叟(さんばそう)です。

三番叟」は、能「翁」をもとに作られたもので、能「翁」は、翁・千歳・三番叟の三神が天下泰平・五穀豊穣などを願いながら舞う、おめでたい曲です。中でも、三番叟の舞は、五穀豊穣を祈りながら、力強く大地を踏み固め種をまく様子を躍動的に表現します。この躍動的な三番叟は、江戸時代に歌舞伎、文楽にも取り上げられました。
三番叟を扱った演目では、文楽では「寿 式三番叟(ことぶき しきさんばそう)」、歌舞伎では「操(あやつ)り三番叟」が人気演目です。儀式的要素のある演目ですが、リズムカルな種まきシーンは手拍子したくなるほど、心浮き立ちます。

歌舞伎「操り三番叟」は、俳優があたかも人形が糸であやつられているかのように踊る舞踊です。文楽では、人形がまるで命が宿っている人間のように見せるのに対し、歌舞伎では、人形らしく見せるという、お互い逆を狙っているところがおもしろいですね。

操り三番叟はコチラ↓

大人も使おう!NHK for school

先ほどの2本の動画はいずれもNHK for school に掲載されています。
NHK for school は授業に役立つコンテンツを配信するサイトです。
ここには、古典芸能などの教養系から、企画書の書き方、タイトルのつけ方といった実用系まで、役立つ動画満載。

NHK for school 総合」で検索。
※小中高校の「総合」では各科目の学習をどのように実生活・実社会に役立てるかを体験しながら学習します。


企画書の書き方はこちら↓

三味線が泣いてる?

文楽に興味もったら、コチラおすすめ。

文楽の三味線は語りにあわせて、喜怒哀楽を表現します。実演しながらのお話。ただ、少々実演に至るまでの仕込みが少々長い(笑)
お時間あるときにどうぞ。
ほとんど関係ない話に思えるんですが、さいごに、あー、なるほど!となります!
ぜひ、じっくりご覧ください。

おもしろいに決まってる!

動画を拝見して、演者のみなさんはこの芸能がホントに好きなんだなと感じます。
演者の皆さん自身が歌舞伎・文楽推しですから、舞台がおもしろいのはあたりまえ。

動画を通して、推しさまに会いに行こう!この演目を舞台で観たい!などなど、お芝居へのワクワクが高まっていただくと幸いです。

次回は歌舞伎音楽について、配信予定です。
おたのしみに!

この記事が参加している募集

最近すきな動画

新生活をたのしく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?