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綺麗事を愛したい

「私の家政夫ナギサさん」、私の大好きな多部未華子さんと若月佑美さんが出演されているドラマで毎週楽しく拝見しております。
その中の登場人物であるアーノルド製薬にお勤めの田所さんのマインドが素晴らしすぎて感銘を受けた第2話、私も対人の仕事をしている上でとても心に染み入るお話でありました。

仕事をする上でライバルや競合他社というものは考えないようにしていてもどうしても浮かび上がってくる構図であり、私はここにとてももどかしさを感じながら日々仕事をしております。
社内、店内にもライバルと言える人たちがおり、さらには他社には私よりも優秀で良い成績を収めている方たちが大勢いることでしょう。

正直売り上げを取られれば悔しいし、イライラする事さえあります。
切っても切り離せないこの感情、やり場はどこにもなくただただ自分の中で消化するほかありません。
もしかしたら手段があるのかもしれないけれど、今の私は少なくともそんなマインドを作り上げられずにいます。

目の前のお客様のためを思うと、正直ウチでお金を使っていただくことは果たして幸せなのだろうか、ベストなのだろうかと考えた末にぶっちゃけて他のお店を勧めたこともあり、それは会社に勤める一社会人としていかがなものかと思いつつも「しょうがないじゃんさー!」と心の中で叫ぶこともしばしばあります。

ですが、綺麗事ではありますが、そんな考えた方も大事だと思います。
でもそのせいで売り上げが立たなくなれば会社の業績は落ちていくし、なによりまわりまわって自分の首を絞めていくことも容易に想像できます。

それでもお客様第一で行くとそんな時もあり、若輩者ながら非常に苦悩しております。
最も、上手い人はそこは何とか落としどころを見つけて売り上げにしていくのでしょうけど、ええ私はある意味綺麗事にすがって言い訳をするダメ人間かもしれません。

とは言え、この綺麗事と言われてしまうようなことも私は大切にしたい。
ええ、綺麗事です。
私は商人になり切れない出来損ないかもしれません。

私は楽器売りをしています。
楽器はその人の生活に娯楽をもたらし、人生を潤していくものだと感じております。
だからこそこの”綺麗事”を胸に秘め、日々お客様と向き合っています。
報われたと思う瞬間は、最上の喜びです。
嫌なことも多い、いや嫌なことの方が多いと感じる仕事です。
でも慣れたくない、慣れたら私の信念はいずこに消えてしまう。
消えてしまったら今の仕事を続ける意味は正直無いと考えています。

今日はいつも吐き出せなかったあれやこれやをここに吐露して眠りに付こうと思います。
明日も頑張る、明後日も頑張る。
どこまで続くかはわかりませんが、私なりの信念として、仕事をする上の柱として、この綺麗事を愛していこうと思います。

乱暴な文章ですみません、お相手はふぁむでした。
またお会いできたら。

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