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アニメ・ゾン100の表現に共感(色の無い世界が着色されていく)

休職22日目になります。

昨日は朝から呪術廻戦を観ていました。

シーズン1は昨日見終わったので、ついこの間始まったシーズン2から観ました。

原作知らなかったですが、シーズン2は五条先生と夏油の過去からスタートで、また新鮮な感じで良かったです。

その後はアマプラで呪術廻戦の映画「呪術廻戦0」を観ました。

もう周知だとは思いますが、これも本編からすれば過去の話ですね。

これもまったくあらすじを知らなかったですが、充分楽しめました。
でもアニメでもよかったんじゃないかとは少し思いましたが。

正直、鬼滅の刃アニメ(遊郭編〜刀鍛冶の里編)でも思っていましたが、呪術廻戦も同様、アニメでも映画と遜色ないクオリティです。

アニメーションはまったく専門的知識ないですが、描写の細かさだったり、BGMの使い方だったりが完全に劇場版なんですよね。

毎話観るたびにその圧倒的技術や挙動の完全描写に凄いなぁと感心させられてはいます。
ただこのクオリティなら映画でお金取れるよなとか思ってる自分もいました。

バリエーションの向上だったり、魅せ方の技術であったり、そもそも原画のクオリティであったり様々な技術革新を経て今現在に至る。

消費者側からすれば本当に嬉しい事だと思います。
昔、ワンピースがアニメ化されると知った時、とても感動しましたが、話が進むにつれてどんどん絵のクオリティが落ちていくのが素人目でも目に見えて分かり、残念だった記憶があります。
原作のファンでずっと集めているので尚更だと思いますが。

当時を思えば、今のアニメーションは信じられないくらい向上していますよね。それこそ原作ファンの方からすれば現在の漫画→アニメ化は歓喜でしかないんじゃないかなと思えるくらい。

まぁ推しの子を観て作者と監督・プロデューサー・ディレクター等制作陣と視聴者との温度差やギャップの均一化がいかに難しいか知りましたが。


それでも技術革新、進歩、もちろん素晴らしい事だとは思います。
ただそれにより過重労働や休日出勤されている方々がいるならそれは問題ですよね。業界の事は無知ですが。。

好きなら無理はできる。
そうでないなら無理は活力剤でもあり毒。
嫌いになったら劇薬です。
一瞬で身体を蝕んでいきます。



話を戻して、映画呪術廻戦0を見終わり妻と昼食を食べました。
今日は妻が通院等で休みでした。

少し会話をして、妻は自分の用事を、私は少し横になった後で違うアニメを観ます。

アマプラでランキング入りしていたのでこれを観てみました。

今期からアニメ化され、まだ始まったばかりです。呪術廻戦シーズン2と同タイミングですね。


簡単なあらすじは、こうです。

ゾンビ増殖でブラックな人生変わった!

汚部屋でゾンビ映画を観て「会社に比べりゃ天国だよな」とつぶやく男・天道輝(24)は、かなりのブラック企業に入社して3年目。憧れの経理・鳳さんへの恋もままならず、いよいよ正常の向こう側に踏み込んでいた。ある朝、管理人が住民を「食べて」いるのを皮切りに、街ではゾンビが増殖開始。迫る死者たちに追われる輝が感じたのは……

Amazon ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~(1) (サンデーGXコミックス)[本の説明]より抜粋


ブラック企業で、休みもなく、上司から毎日怒鳴られ、クライアントからの無理な注文は断れない、そんなところに勤めるのが主人公です。

ヨロヨロの体で生死の境目にいるような状態で出勤する時に、街にゾンビが大量発生している。
そこから少し間を置いて、
「今日から会社行かなくていいんだー!!」
それに気づいた後の解放感や行動力・ハイパーポジティブさ。

このシーンは物凄く印象深く残りました。

生きている意味の追求や逃げたい気持ちを押さえ込んで生活している時は、背景やモノ・人間までもモノトーンで表現されていて、精神を擦り減らし過ぎて病んでいる状態をかなり明確に表現できていると思います。

また会社に行かなくて良いと主人公が気付く前、モノトーンのゾンビたちに付着する血がスプラトゥーンのようにカラフルになって描かれていたり、出勤しなくていいと気付いた時に、背景にも人間にも視界のあらゆるモノにカラフルに着色されていく描写は圧巻でした。

ゾンビという死の象徴に鮮やかな色が着色されているところや主人公の世界が一気に色づく瞬間なんかは、会社という存在がいかに主人公にとって最悪だったか、その枷が外れるだけでこんなにも自分は自由で楽しいんだという感情変化が特に理解できましたね。

少なくとも私は完全に魅せられましたし、共感もしました。


余談にはなりますが、、
自分も酷い時、特に出勤時に例え快晴でも今日は空に色が無いんだなと感じる時がありました。
なんでこんな状態で会社行かなきゃいけないんだろうと考える事も多々ありました。
でもその時はまだ休職なんて考えられなくて、家族の為に行かなきゃダメなんだと自分を鼓舞してなんとか動悸がある中、やっていたような覚えがあります。

ある日プツンと糸が切れた様に、
もう無理だ、となってしまいましたが。


そんな自分だからかこの作品を観て感情移入することが容易でした。
多分今の時代、これだけブラックな会社じゃなくても会社の存在をそう感じる人は少なくないでしょう。
でもあの状況下で頑張れるこの主人公には同意はしませんし、いくら会社行かなくてよくなっても、ゾンビで溢れる街を見たら喜びません。

当たり前か。
でも色のない世界に色が着く感覚はなんとなくわかります。

休んでも色がまだ着色されない部分も多々あるんですがね。それは人それぞれだと。


最後に、普段アニメを観ない方々でも会社勤めの方なら理解できる部分があると思います。
特に説明したシーンはそうかと思いますので、興味を持った方がいたら是非観てください。
今ならAbemaアプリで無料で観れるかもしれません。
あとEDも好きです。


長くなりましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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