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二ヶ月ぶりのカウンセリングで会えた。

今日は二ヶ月ぶりのカウンセリングだった。
前回は混沌としていて自分でもよくわからない渦の中にいた。

今回はずいぶんと楽になってきたからよかった。
そう思ってた。

しかし、今日は昔の一番人間嫌いのカチコチ頭の中学生だった私と会う事になった。

どうですか?とカウンセラーは言う。
どんな感じで居ますか?

それはそれはダークな色の拒絶感満載の可愛くない昔の私が背を向けていた。
話しかけても無視。
人なんか信じてもない。誰一人信頼できる人なんかいない。一人で必死。

そんな昔の私を助けましょう。
とカウンセラーがいう。

でも、誰も浮かばない。

架空でもいいから誰か人に助けてもらうイメージを浮かべて、助けてください。

架空でさえも浮かばない。

あの頃の私が一番守られてると思うものは巨大なコンクリートの分厚い壁だった。
その壁をドーンと出したら、昔の私はまるで違う人みたいに喜んだ。
ワーワーキャーキャーと安心してはしゃぐ様をみて私もほっとした。
助けるなんて無理だと思っていたから。

カウンセラーに
誰かに助けてもらってください。
といわれても誰一人浮かばなかった。
これでは助けられないと思った。

そこに人でなくてもいいと言われて、浮かんだのが壁。
途轍もなく巨大で強い壁。

どんなに人を信じてなかったのかと悲しくなったけど、壁サイコー!とはしゃぐ様に笑うしかない。

ずいぶんマシになったと思っても、なかなか難しい。

この昔の私が一番最強だったと思う。

とりあえず最強の人と会って仲良くなったのでいい事なんだろう。

今の私が、昔の私を助けて守ってやっていく。
すぐに戻りそうになるところから引き剥がして新しい場所へ。

誰も助けてくれないと思ってた可哀想な昔の私を助けて、他の私も助けて、たくさんの私とタッグを組んでやっていく。
何度も何度もやり直す。
新しい居心地の良い所に居ることに慣れていく。
時間はかかるけど、慣れていく。

幼い頃からずっと慣れ親しんだ最悪の場所から、新しい居心地いい場所へ
まだ、慣れなくて落ち着かないけど練習あるのみ。

大丈夫。大丈夫。と呪文を唱えて
やっていく。

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