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他者との境界線
他者と自分との間に境界線を引く。
これは、去年読んだ「嫌われる勇気」から学んだ大切な考え方だ。
自分と他者(家族も含む)とを切り離して、独立した存在として考える。
すると、他者を自分の思い通りにしたいとか、ジャッジしたいとかそう言うコントロールしようとする気持ちがなくなってきた。
子供に対してはまだあるのかもだけど...
ずいぶん人間関係が楽になった気がする。
そして、自分のことも、相手のことも大切に出来る。守れる。これもとても大きなメリットだ。
境界線を越えてくる人
それを実践するうちに、自分は過去に友人から境界線を越えられていたことに気づいた。
私がある悩みを抱えていた時。
初めは彼女にその話をするつもりはなく、他の話をしていたのに、私の雰囲気を察してか、どんどんプライベートなことを根掘り葉掘り聞き出され、あれやこれや持論を話してくれた。私がしばらく悩んでいると「何やってるの?こんなバカな子だと思わなかった」とまで言われた。
友情や善意からやってくれていたのだろうが、なぜか私個人の色々なことを決めつけるように話されるのがしんどかった。私が考え決めることなのに、彼女の意に沿わない考えを伝えた時は鼻で笑われた。
そのうち私は踏み込んだ話をしなくなって行った。
そして、私がある決断をした時(それは彼女の考えと違う方向だった)、一方的な絶縁LINEが来て、そのあとは一切連絡が取れなくなった。
自宅に行っても無視だった。
境界線を越えてきて、一歩的に去って行く。助けてくれた面もあったけれど、心の中は土足で踏み荒らされたような心持ちだ。
一年近く経つ今も、思い出すと呼吸が荒くなって涙が止まらなくなる。
「したり顔で 触らないで
背中を殴りつける的外れ」
本当にそれな。
それまでは結構無防備に人に心開いていたけれど、今は心が完全に閉じてしまった。
境界線を越えない、越えさせない。
今は、それ以上の付き合い方は怖くてできない。
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