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「看病疲れ」はなぜ起きるのか?

インフルエンザetc.との闘い

我が家は2月の頭から、かれこれ3週間以上誰かが寝込んでいる状態だ。
まず、長女が突然の発熱→インフルエンザB型で1週間療養。熱が下がった後ぶり返し、ご飯が食べられず可哀想な状態だった。
長女の回復後、2日程したら次に次女が発熱。こちらは検査しても陰性。熱もさほど高くないが、ダラダラと微熱が続き本人もしんどそうでこれまた1週間程療養。
そして、ようやく次女が明日から登校出来そうだとなった先週日曜日から、今度は夫がダウン。熱が上がったり下がったり。関節痛があり、とても苦しそう。飲食は問題無く出来る状態。病院嫌いな夫は、次女からうつったからインフルエンザじゃない!と自己判断し、病院には行かず...
手元にあるカロナールも4日目くらいからようやく飲み始め、やっと昨日から症状が落ち着いて来たかな、と言うところ。

看病疲れ

言わずもがなではあるが、専業主婦である私はずっとこの順繰りにダウンして行く家族のケアをして来た。さすがにかなり疲れを感じている。所謂「看病疲れ」と言うやつだろう。
しかし、よくよく考えてみると、看病がありあまり外出もできないため、肉体的には疲れていないのである。
では、この看病疲れはどこから来てるのだろう?と言うことで、ここ3週間の自分の行動や心持ちなどを振り返ってみた。

睡眠不足

まずは、睡眠不足である。
まず、発熱してたり、何らか具合が悪い家族がいる場合、夜もこまめに様子を見るために何度も起きる必要がある。水分が足りなくなったら足すし、氷嚢がぬるくなったら変えなければならない。
また、患者本人の咳き込みがあるなど、あまり眠れない様子も伝わって来るからか眠りも浅くなる。
こう言う状態が積み重なって全体的に睡眠不足状態になる。

メンタルが削られる

看病はメンタルもじわじわ削って来る。
まず、単純に心配。苦しそうだったり、ご飯が食べられない、熱がぶり返す、子供がお腹が痛くてトイレで泣くなどの姿を見ることは辛いものである。「ちょっと良くなって来たかな」と思ったのも束の間、また具合が悪くなったりなど、気持ちの振れ幅も大きい。
また、可能であれば家庭内感染を防ぎたいので、そこに配慮しながら生活するのも大変なことである。それについて、家族から意見が出ることもあり、それも地味に効いてくる。隔離している家族のメンタルケアも気を使う。
更に、突然の嘔吐があったりすることもあり、感染の心配をしつつ処理をすることも非常にメンタルが削られる。
そして、自分もダウンするかも知れないと言う危機感

そりゃあメンタルに来るよね、って状態である。

「100%ギブ」状態

「看病」はほぼ100%ギブの状態になる。
しんどい人のケアをするのだから仕方ないし、家族なのだから当たり前なのかもしれないけれど、看病する側は与え続ける状態になる。

患者側はしんどい状態だから、なかなか笑顔も作れない、ありがとうとも言えない。なんなら辛いから、いつもなら気にならないちょっとしたことに文句が出ることもある。

辛いから仕方ない。
当たり前だけど寝込んでる側の方が辛いのだから、しょうがないんだけど...

与え続ける側もすり減っちゃうんです。

以上が、私が考えた「看病疲れ」の正体。

もうそろそろ、出口が見えてきた。
この長ーいトンネルを抜けたら、何か美味しい物でも食べに行こう。

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