病気の身体に休みはない

世の中ゴールデンウイーク
大半は天気も良く心地よい
お出かけ日和でした。

行楽地の混雑状況や渋滞情報に
嫌気がさしますが
子どもたちは
ワクワクしながらめいっぱい遊んでいます。
そんな子どもたちを見て、連れて来て良かったと思います✨

一方、
病院は休日体制。
救急車や急患の対応の窓口である
ER側は
人がせわしく動いていて、ある意味騒がしい。。。

普段は総合受付から各外来
消化器内科、循環器内科、泌尿器科、消化管外科、血液リウマチ科、眼科、小児科、産婦人科などなど……
うちはたくさんの診療科が分かれていて、
平日の診療時間内には
多い時は2000人前後受診の方が来ます。


でも今日は連日の休日体制・・・・
照明も省エネモードで薄暗い
昼間なのにやや不気味に感じるのは、
病院だから？なんて思いながらも
ところどころ
煌々と明るい窓口が
ちらほらあるではないですか‼

そうなんです。
お正月や大型連休の時
必ず開ける診療科があります。

人工透析センター、化学療法センター
放射線腫瘍科、血液内科
あーって思うところと、
なんの診療科？と
一見わからないところもありますよね。

人工透析センターにくる患者さんは
腎臓の働きが何らかの原因で悪化して
人工透析が必要となる病態の方
週に2〜3回 約4〜5時間
透析するために来ます

化学療法センターにくる患者さんは
何らかのがんを発症して
抗がん剤の点滴投与をする方
投与期間で集中して
続けて投与するために来ます

放射線腫瘍科にくる患者さんは
何らかのがんを発症して
放射線治療を施している方
治療計画により、
続けて放射線を照射しに来ます

血液内科にくる患者さんは
白血病や再生不良性貧血などなど
血液の病気や血液を作れなくなる病気の方
血液の成分を輸血投与する方
輸血も投与量にもよるが、2〜4時間
輸血しに来ます。

自分の命をつなぐために
世の中休日だろうと
病院が薄暗いだろーか
来なくてはなりません。

病気になりたくてなる人はいないし、
生まれ持ったものもあると思います。

でも病気になるとワクワクは決して感じない、
病院での休日の過ごしかたです。

なってからでは取返しのつかない、非日常です。

また
花形？の救急だけでなく、
そーいった患者様にも対応するため
休日出勤する
医療スタッフもありがたいと思います。