ジャガイモ栽培は【①地温を上げる②霜に遭わせない】標高570mの寒冷地で考え出した知恵・秘策はこれだ!

暖地ではそろそろジャガイモの植付けが始まるようですね。当地は山間部で例年にない大雪に見舞われ、まだ40,50センチの雪に覆われています(泣)。5月に入っても時には氷点下となることもあり、ジャガイモ、夏野菜の栽培には苦労させられます。
 
そこで今年から黒マルチから地温が上がりやすい「グリーンマルチ」に変え植付けます。
 

●グリーンマルチで地温上昇と雑草対策
 
「グリーンマルチは」
・透明マルチと黒マルチのほぼ中間の地温上昇効果があります。
・透明マルチとの大きな違いは、地温上昇させつつ雑草予防ができます。
・太陽の光を通すので地温が上がり、根の張りを促進させます。


●霜対策
・畝に種芋を植え付けたその上をマルチで覆います。芽が出てきたらマルチに穴をあけ芽をのぞかせ、土をかぶせます(皮の緑化対策も兼ね)。
・土である程度覆った後は少し工夫をしてモミガラで覆ってやります。さらに遅霜の影響の出そうなときは、厚手の不織布を掛けてやります。
 
新ジャガはとても美味しいものですが、大量に出始めると価格は暴落。手間賃もでません。早期栽培、早期出荷が不可欠です。それと収穫時期が遅くなると梅雨に入るため、収穫もしにくくなります。
 
●わたしの栽培方法
①大きい種芋は切り分けて、3芽のみ残し後は芽を掻く(後からの芽掻き不要)。
②切り分けた芋は2日くらい放置し、カット面をコルク化(腐敗防止)。
③植付けはカット面を上にする逆さ植えとする。
(腐敗防止と霜対応:地上までの節数が多くなるため霜にやられてもダメージが少ないです)

●今年、新たに植付けてみたい品種

シェリーという品種です。
現代農業2月号の記事から要約。
滋賀県の富永篤史さんが栽培されていて下記のような評価をされています。

【シェリーの特徴】
・表皮がピンクで美しい。
・休眠期間が長く10月後半までたべられる。
・煮崩れしないためえ煮込み料理にぴったり。
・病害虫にも強い。

だそうです。
わたしも種芋が調達できたら植えてみたいです。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?