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絶対にこれだけは欲しい「冬野菜15品種の保存法とお勧めレシピPart2」


   Part2では根菜類、果菜類です。少し工夫することで寒い冬に保存し食することができますので有難いです。おでんにした大根、お汁にした里芋、さつま芋の焼き芋などは、もうたまらなく美味しいものです。
 
●根菜類
・ダイコン
 貯蔵は掘ったままの状態でビニールハウス内に埋め戻します。畑に埋め戻す場合は埋め戻した場所に支柱など立てておくと、降雪があっても保存場所がすぐわかります。おでんには欠かせない野菜です。また、青魚、肉との煮付もいいですね。
 ダイコンといえば青首ダイコンが多く植えられると思いますが、欠点は地上部に露出する部分が多いことです。何社かのものを作りましたが、地上部に出る部分が少なかった(地下部多い)のはサカタの大根でした。少しでも圃場にながくおき収穫ができますから、みずみずしいダイコンがいただけます。
 
 ・里芋
 いろいろ品種がありますが、「土垂」がおすすめです。カボチャなどにもいえますが芋、実はキメ細かい密なものほど美味しく保存性もよい傾向にあります。種苗店からすすめられて作りはじめ、美味しいのでそれ以来、毎年作っています。
 保存は温暖地なら掘り上げたまま建物内に入れておけば冬越しは可能です。寒い地方ではビニールハウスの土の中に逆さまにし、掘り上げたままの状態で埋め戻します。
 
・さつま芋
 家で食べる量は新聞紙にくるみ冷蔵庫の上で保存します。冷蔵庫の排出する熱で腐らずに保存できます。小さい芋はアルミ箔に包み冬にストーブの上で焼き芋にしています。食物繊維が多いので便秘対策にもなります。
 
・ゴボウ
 ゴボウはけんちん汁には欠かせない野菜です。少しだけでも冬場に欲しいですね。掘り上げて土付きのまま、ビニールハウス内に埋め戻しておくと春まで保存できます。
 
●果菜類
・カボチャ
 品種によっては長期保存が可能です。おすすめは自然農法国際研究センターの「カンリー2号」です。果実は黒緑色のコマ形で果肉色は濃橙色の粉粘質で甘くとても美味しいです。なんといっても貯蔵性がよいです。十分に熟させれば春まで貯蔵可能です。
 我家では段ボール箱にもみ殻を入れその中で保管しています。焼いてよし、煮てよし、とても美味ししカボチャです。自然農法国際研究センターのもので、ケイセブン、かちわりという品種もあります。果実は淡灰色です。いずれも保存性がよいかぼちゃです。
 見た目ではカンリー2号に軍配が上がります。濃緑色の皮に濃橙色の果実、見るからに美味しいです。ただ、ツル伸びがよく草勢が強いのでそのへんを考慮して植える必要があります。
 
●その他
・丹波の黒豆
 この黒豆を食べると他の黒豆は食べられません。豆が熟すまでの期間がながいのでその分コクのある味となるのでしょう。作りにくいが兎にも角にも美味しいです。この黒豆ですが6月に種をまき、10月初に枝豆で収穫します。そして11月ごろ豆の収穫となります。山間部の当地では11月に入ればしぐれる日が多く、ビニールハウス内で乾燥させ、乾燥したら手で脱穀しています。豆は自家製のみとし後は枝豆で産直に出荷しています。とても好評です。

寒さの中、やぶ椿のつぼみが頑張っています

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