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肉と卵とチーズと

タンパク質がこんなに大切なものだったとは。私はそれまでタンパク質の重要性を全く理解できていませんでした。
人間の体はタンパク質がなければうまく機能せず、至るところに不具合が起こります。不具合が起こる、というよりも、「ちょっと!タンパク質全然足りないんですけど!」と、体がプンスカに怒って自分に教えてくれているのですね、さまざまな不調となって。
私の場合はそれが、アトピー性皮膚炎という病名が付いた肌の不調であり、髪のパサつきや抜け毛、爪の変形、また極度の疲れやすさや不安、イライラなどの精神の不調であったわけですが、長らく自分の体の声に向き合わず過ごしてきてしまっていました。

動物性タンパク質はアレルギーを誘発するのか

卵でアレルギーの症状が出る方があります。
私はその自覚はありませんでしたが、私にとって卵はアレルギーを引き起こす可能性のある食材の一つ、という認識でした。
栄養価の高い優良な食品だと思う一方で、「この痒みは卵から誘発されているのではないか」と思ってしまう。血液からアレルギー検査を受けたこともありますが、格別卵で高い数値が出ていたわけではありません。しかし、自己判断での勝手なバイアスで、「あれはだめ、これはよくない」とジャッジをするクセが染みついてしまっていたのだと思います。
同じく肉についても、体によいものというよりも、胃腸に負担をかけるもので、少量は食べてもよいが、大量に食べてはいけない。その代わりに野菜をもりもり食べる・・・その方が食物繊維がしっかり摂れ、お通じにも効果がある。これも私の描いていた「イメージ」ですが、イメージを超えていつのまにか自分の常識にしてしまっていました。

「あなたは肉を食べなさい」

皮膚科、耳鼻咽喉科、内科、胃腸科等々。これまで診察してくださったドクターは皆さん、必要な栄養について言及された方はいません。
風邪で受診すれば「消化の良いおかゆを」。
胃腸風邪の時は「人参のスープを」「リンゴジュースを」。
と、言われたことはあります。
これらは、根本的な体質改善のために必要な栄養を摂ることを示唆しているのではなく、あくまでその場をしのぐための何かを提示してくれたに過ぎません。
しかし、血液について詳しいとある方にお会いする機会を得た時、私の血液の状態を見て一言。
「あなたは肉を食べなさい。朝昼晩食べてもいい。いまあなたは気力だけで生きているでしょう」
そう、私は気力だけで毎日なんとか生きていたんだ。
そしてその後、栄養メソッドを知り、肉、卵などのタンパク質を摂ることがいかに重要かを学んで実行に移していったのです。
同時に、思い出したのがMEC食のことでした。

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