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わたしがうつ病を克服した方法 #9 

リンパマッサージ


体調を改善していこうと頑張り始めるとき、ミスしがちなのが、頑張りをどこかに偏らせてしまうことです。

食事だけでがんばります!
(スーパーフードと名のつくものが、我が家にも多数転がっています)

あるいは運動が一番です!
(運動グッズも各種ありますよ!バランスボール、バランスポール、ダンベル、ころころ腹筋、ステッパーetc)

実はどっちも必要なのに、どっちかだけやってればいいと思い込むことが起きがちです。
両方やるなんて面倒だし、うつ病さんにありがちな完璧主義が顔をのぞかせ、完璧にできないなんて許せない。だったら片方だけで体が理想的な元気さを取り戻す方法がいい!なんて、深層心理で考えていないでしょうか?
あとこの完璧っていうのが、くせ者で、疲れるくらいに頑張りに頑張って「これぞわたしの求める満足感!」って変なM気質を発揮するので、一度は自分の目指す完璧になるまで頑張るけど、辛くなって三日坊主にすらならずに終わる…。

そんなことを繰り返してきたわたしが、最終的にたどり着いたのがこれ。
リンパマッサージです。

なにがいいかと言いますと。

  1. 簡単だから続けられる

  2. 優しいタッチだから怪我をしない

  3. 効果がすぐに出る

  4. 気持ちもすっきり楽になる

まず簡単だというのは、続けていく上で本当に大切なポイントです。
うつ病さんは、ほぼ100%全員が肩こりを抱えています。
たかが肩こりと侮るべからずです!
背中から肩にかけての大きな筋肉が固くなって血流がわるくなっているので、代謝がめっちゃ悪い。
おまけに肩が凝っている人は、もれなく首もこりこりなので、脳への大切な血流の源、頸動脈も、緊張しきった筋肉に押しつぶされています。
うつ病といえば、脳の疲労。
疲労を癒やすのに必要な酸素、栄養を届けるのが血液。
その血液を届けるハイウェイのような頸動脈が「ただいま、外の世界からの異常な圧力により、大渋滞を起こしております。この先、物資不足が起こっています」ってなことになっているわけです。
うつ病を治したい人は、この事態はなんとか回避しないとなりません。

そう思って、鍼治療や整体に通っている方も多いと思います。
わたしもお世話になっている先生がいます。
でも、やっぱり一番回復を感じるようになったのは、毎日セルフケアをするようになってからです。
一週間に1回よりも、やはり毎日体がリラックスできるようになるのでは、体の回復スピードが違います。
その点、簡単だということは、大切なポイントになります。

また怪我をしないっていうのも、重要です。
わたしは過去、脇腹の脂肪をマッサージでつぶして流せるという本の手技を真似して、とんでもない目に合いました。
いや、わたしのバカ力がいけないんですよ! でも、素人には力の加減なんて分からない。
夜にがんばってマッサージして、翌日には息を吸うにも痛いという脇腹が完成していました。
このとき、確かに痛いというだけでも日常生活に支障がでます。でも、それ以上に困ったのが、NO便意になってしまったことです。それも5日間。
息を吸うにもズキンと脇が痛むので、確かに息めないということもありました。でも、いつものうんち君による出口の門への「こんにちは。そろそろ外界に旅立ちたいので開門お願いします」というノックがやってこない。
まさに便りがないのです。
お腹はぽっこりしてくるし、膨満感の苦しさはあるのに、ちっともお便りの兆しがないのです。
やっと脇腹が痛まなくなり、自然とそろそろいいですか?と場の空気を見計らっていたかのように、うんち君たちがおいでになりましたが、マッサージで脇腹痛めて糞づまりなんて、もう笑えない事態ですよ!

リンパマッサージは、基本フェザータッチ。
自分の皮膚が動かない程度、かすかに触れるぐらいに行うのがベスト。
こんなんで効くのか?と思うかもしれないですが、その方がぎゅうぎゅう押すよりも、ずっと効果があるのです。

そしてこのフェザータッチがなんとも気持ちがいい。
この気持ちがいいという感覚が、副交感神経を優位にさせる作用があるのだとか。
唇に触れるとか、上あごを舌でなぞるとか、誰でも気持ちいいなぁと思った経験があると思います。
全部、赤ちゃんのときにお母さんと触れあっていたときの感覚なんです。
だから自然と体がほぐれる。
そうなると、皮膚の下で溜まっていた老廃物を含んだリンパがさぁ~っと流れてくれる。
詰まっていたところに、新鮮な空気と栄養を積み込んだ血液たちが入ってくる。
もう、気持ちはふわふわ。体もポカポカ。
リンパマッサージにはいいことしかないです。

では、リンパマッサージの実践はどうやればいいのか。

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