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インド式寝台列車と青の街ジョードプル 初心者旅人ゴリの生存報告インド編♯2

みなさんこんにちは、こんばんはのひとはこんばんは。初心者旅人のゴリです。

今回はカオスな大都会ムンバイを抜け出して人生初の寝台列車に乗って「青の街」と呼ばれるジョードプルに向かいます!

※結構長い記事になっちゃいました。
「青の街」「ONE PIECEのアラバスタ王国」のジョードプルに興味がある方は記事後半からお読み下さい。

というわけで、列車編。

まずはチケット購入(鬼門)

インドの長距離列車のチケットは公式のホームページまたは現地の駅または現地の旅行代理店などで買うことができます。

公式ホームページは見てみると案の定というかなんというかやっぱりページ自体がインドカオスすぎて訳が分からなかったので現地の駅での購入を選択。

ただ、現地での購入も土地勘のない人間にとっては修羅の道でした。

ムンバイの中心部のダダール(DADAR)という駅でチケットを買えるという情報を得て駅に向かったのですが、まずは予約窓口(普通の切符売り場とは別)が見つからない。日本だと考えられない話なのですが駅に改札もないのでマジで見つからない。誇張なしに2時間は駅を彷徨ってました。

途中駅員の人に聞いても嘘教えられたし。
↑※インドあるある。
インド人は優しいのですごく親身になって一緒に考えてくれますがわからなかったらすごく適当に答えます。

これを探して2時間笑

最終的にホームのど真ん中にある駅員用っぽい建物の最上階にありました。
そんなところ初見でわかるわけないだろ。

さて、第一の関門を超えて第二の関門。

列車の表。駅によっては英語の場合もあります
※撮り忘れていたので写真はジョードプルで撮影

インドの長距離列車は番号によって路線が管理されていて、表から目的地に向かう列車の番号を探すのですがこれが全てヒンディー語表記!!わかるわけないだろ。
これは関してはGoogle画像翻訳と横にいた優しいお爺さんの助けがなければ詰んでました。

そんなこんなで悪戦苦闘しながらも
ムンバイ北部の駅バンドラターミナル→ジョードプルのチケットを無事入手。

車両の等級は色々あるんですが、今回は初めてということもあったのでちょっといい2Aという等級にしました。

2A…2等寝台(二段ベット、エアコン付き)
料金は1,835ルピー(約3,120円)

さて、ついに寝台列車に乗車!

チケットで苦労した分ワクワクもひとしおです!

外観はめっちゃレトロ

↓でも中は結構綺麗。

2階に登ると窓から外が見えないのが玉に瑕

枕や掛け布団なども配られますし意外と広いので寝心地はとても良かったです。

で、面白かったのが車内販売。

定番のお菓子やパンなどだけでなく、インドのあま〜いミルクティー、チャイ
(ちっちゃいコップで一杯10ルピー(約17円))や、

ちゃ〜いちゃ〜いと呼びながら売ってるのがちょっと面白い
とても熱心に磨いてくれる

靴磨きなんかのサービスもありました。30ルピー(約50円)

そして極め付けはやっぱりカレー。

レギュラーターリー。ターリーとはカレー定食のこと

これ、晩御飯に最適ですし美味しいのはいいんですがスプーンやフォークの類は一切ついてきません。
開けたが最後揺れる車内で手だけでカレーを食べ切る以外の選択肢は無くなります。

後人のために言い残しておきますが、鍵はチャパティ(画面中央下部の薄焼きナン)です。こいつに限界までカレーを浸して食べましょう。途中でこいつがなくなると詰みます。
スプーンがない状態でのライスは無力です。


さて、そんな感じで色々紹介しましたが結論から言うと、

インド寝台列車の旅、めちゃくちゃオススメです。


チケットを買うのは大変でしたが、これも駅の周辺とかにある旅行代理店で買うと100〜200ルピーほど割高ですが簡単でスムーズですし(僕もジョードプル行き以降はそうしました)
二段ベットは快適で多彩な車内販売は面白い。

そして何より列車に揺られながら風を感じつつ、流れる景色をのんびり眺めるのは旅好きとしてはこれ以上ないシチュエーションだと思いませんか?

インドの車窓?から。乗降ドアは窓なしの全開

飛行機でスイスイ行くのもいいですが、時間がある方は是非!!
文字通り肌でインドを感じられます。
約16時間の旅路でしたが全く飽きることなく楽しんで乗っていられました。


さて、長い長い電車旅も終わって、後編。

ジョードプル到着!

美しい青色の壁と丘の上の砦が街のシンボル

「ピンクの街」ジャイプールはインド旅行の定番として有名な街ですがその対をなす「青の街」ジョードプルは皆さん知ってましたか?

青の街という名の通り街全体が青基調になっていて、異国情緒満点。
さらに丘の上にそびえるインド最大級の砦メヘラーンガル砦は街のどこからでも見えるシンボルになっていてカッコよさ満点。

歩いているだけで楽しい街です。

ロバが現役。街の生活感が最高です。
ジョードプルの子供達は気さくで好奇心いっぱい
犬かと思ったらヤギ

砦はもちろん登ることもできて、
近くで見ると迫力満点です!

城壁の高さは見上げるほど
中もかっこいい
砦内からは街が一望


さて、そんなジョードプルは冒頭でも触れた通り漫画「ONE PIECE」の「アラバスタ王国」のモデルになった街としても有名で、街を歩いているとファンならおっ!と思うものも沢山ありました。

これはもしや?

↑街の中心にある時計塔や、

これはほぼまんまやん

↑犬の形をした大砲(銃)など。

ファンならこれだけでも見にくる価値があるんじゃないでしょうか?

このほかにも活気ある市場やどデカい井戸など見どころがいっぱいあるのですが正直気に入りすぎて書き出すと止まらない気がするので今回この辺で。(またほとぼりが冷めた辺りで個別記事を書くかも)

ジョードプルは観光地としてはまだまだマイナーで次回紹介するジャイプールやアーグラのように悪い意味で観光地化もしていないので、観光客に対して悪意を持って接してくる輩もほとんどいませんでしたし、ジャイプールを経験した後だとあそこは本当に同じインドだったのかと思うほどには僕を気さくに温かく迎えてくれたように思います。
ネタバレをしてしまうとインドで訪れた街の中で今のところジョードプルが1番好きですし、他の旅人にも胸を張ってお勧めできます。
訪れればきっとインドが好きになれますよ!

甘くて美味しい

↑屋台で売ってた揚げパンに水飴をかけた謎のお菓子。たぶんプーリー?20ルピーで4個のところ一個おまけして5個くれました。


さてさて、次回はインド旅行のゴールデントライアングルと言われる都市の2つ、「ピンクシティ」ジャイプールとタージマハルがあるアーグラに行ってきましたのでそのレポートです!

先ほどちらっと書いてましたがジャイプールではインド旅の闇の部分にもちょっとだけ触れました。
※被害には遭っていません。

乞うご期待!

PS.
メヘラーンガル砦の城壁を歩いているとこんな壁画が!

この脱力感がたまらなくいい。
推しは左のおっさんです。

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