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ひとのプレゼンみてわがプレゼン直せ

今週はあっという間に過ぎていった。
毎日何をしていたのか、あまり覚えていない。
でも、考えさせられた仕事があった。

あるプロジェクト進捗報告のプレゼン。
チームの進捗共有だから、ガチガチのプレゼンではなく、身内感のあるものだった。

一番気になっていたチームのプレゼンは、こだわりが強く、仕事をメンバーとシェアするのが苦手なKさんが担当だった。
中間管理職のKさんは私より年上、知識が豊富で責任感が強く、仕事熱心なのだけど…とにかくマイペース。

13時からのプレゼン資料ができたのが、前日の23時だったらしい。
本来であれば資料を事前にチームで検討しておくべきなのに、Kさんは最年長だから「ギリギリまで資料作りたいし、自分で全部やるから」とメンバーを無視して突っ走ったらしい。
そしてそれは今回がはじめてではないから、メンバーはまたかと呆れていたそうだ。

案の定、資料のあちこちに抜けがあるし、パワポの順番を把握していないから説明が前後したり話の流れがめちゃくちゃ。
途中で
「あー、ここにあのデータを入れ忘れてたー」
「あれ?リンクが貼れてない?」
などが連発し、それはそれはひどいものだった。
プロジェクトの仕事の内容は悪くないのに、プレゼンがひどいと全く頭に入ってこない。
本当にもったいない。

社内のプロジェクト関係者だけが出席する小規模なプレゼンだったとはいえ、後輩たちによくない影響を与えかねない。
何とかしなければと思ってメンバー達の様子をみていると、Kさんを反面教師にしているのか、予想より一人一人がしっかり仕事をしている。
当の本人は、自分のプレゼンが終わったことに満足し、内容を省みる様子はなさそうだ。
そしてこの周囲との温度差にも、Kさんは気がついていない。

だから同じことを何度も繰り返す。
あと何年もあのポジションで働ける訳じゃないのに。
後輩たちの成長をサポートする役割を果たしてほしいのに。

Kさんへの愚痴っぽい思いが頭のなかをぐるぐる回る。
そして、じゃあ自分はどうなんだ?と自問する。
私も似たようなものだ。

プレゼン資料を作るのではなく、チェックする立場になってしまったけれど、後輩たちの成長につながるようなアドバイスができているか。
…できてないなあ。

来週、小さな研修会の一部を担当する。
資料は…明日作る予定だ。
ほら、自分も同じだ。
せめて、内容はめちゃくちゃにならないようにしないと。
明日頑張ろう。

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