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アラフィフ独身女の「ひとり○○」

半世紀もひとりで生きてくると、「ひとり○○」の難易度は年々下がっている。
自分のやりたいことは、好きなタイミングで好きなようにやりたい。
こだわりが強くなる分、他人と時間や体験をシェアしなくていいと思う。
だってひとりでできるもん!

アラフィフとして、これまでの人生のひとり○○経験を振り返ってみる。

ひとりカラオケ→○
正確には「ひとりカラオケボックス」の経験がある。
出張先で、先方との待ち合わせまでの空き時間、ネカフェ代わりに使った。
wifiあるし、ドリンクバーつけられるし、個室で広いテーブルにパソコンと書類を拡げて人目を気にせず仕事できた。
昼間だったから安くて、夜のように酔っぱらいや騒がしいお客さんもいなくて快適だった。
こういう目的で使ってるビジネスマン、きっとたくさんいるだろう。
その時は歌わなかったけれど、気分がノッてれば普通に一人でも歌える。

ひとり映画→○
試写会に当たって行ったこともある。
むしろ映画はひとりでゆっくり見て、感情に浸れるほうが気持ちいいんじゃないかな。
昔、「世界の中心で愛を叫ぶ」を1人で見に行った。
有名すぎるあのシーンよりずっとずっと前半、確か主人公達が高校生時代のシーンで、佐野元春のSOMEDAYが流れてきた時に泣いてしまった。
ひとりだったからズルズルになるまで泣けてよかったけど、このシーンで鼻かんでるのは私だけだった。

ひとりラーメン→○
そもそもラーメンを食べたいと思うことが年に1回あるかどうかだから、考えてみるとここ2~3年はラーメン屋さんで食べてない。
並んでまで「あの店で食べたい」というこだわりもなく、まあ食べたければ入る。
そういえば、飲食店やショップにひとりで並んだことはないような気がする。

ひとり回転寿司、ひとり焼肉→✕
お寿司や焼肉を食べたいと思わないから、経験したことがない。
お寿司はスーパーからパックで買ってきて食べることがあるけど、焼肉にいたっては15年以上食べていない。
家でも焼肉はしない。
ステーキみたいな、肉だけ!も食べない。
でもカレーとか、大根と鶏肉の煮物とか、親子丼とか肉野菜炒めとかで、普通に肉は食べる。

ひとりスポーツ観戦→✕
未経験なだけで、行きたければ行けそう。
普段はサッカー、野球、バレーボールあたりを見に行くけど、一緒に行く相手が好きなスポーツだから。
自分が好きな選手が現役だったときはスケートも行った。

ひとりライブ参戦→✕
これは難しい。
わーわー言いたいから、一緒に行ってくれる友達が見つからないなら断念する。
でも、自粛期間に配信でライブがみられた時期は、自宅からひとりで参戦して、友達と実況LINEしながら「あの曲だ!」「この衣装すごいね」と盛り上がって楽しかった。
△かな。

ひとり旅行→○
誰かと一緒も楽しいけれど、完全に行き当たりばったりを楽しめる派の自分としては、一人が気楽。
ひとり海外もあるけど、出張だから旅行じゃないか。
現地につけば知り合いがいたし。

いろいろ考えてみた結果、私にとって「ライブ」「行列に並ぶこと」が、ひとりではできなさそう。

本当は、とある高級老舗温泉旅館に泊まってみたいのだけれど、サイトからでは1人では予約がとれないシステムになっていた。
電話で直接聞いてみればいいのかもしれない。
でも、ネットで受け付けていない時点で、あまり歓迎されていないのだと感じるから諦めている。

いずれにしても、人からどうみられるかが気になるから、という理由でできないことはない、逞しい自分に気づいた。


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