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アラフィフが美容室を変える理由(個人の感想です)

私がいま通っている美容院は通いはじめてまだ1年ちょっと。
担当してくれているのは30歳の男性だ。
この人がおもしろい。
いい感じにいい加減で、ものの考え方が自分と少し似ている。
何度か通ううちに「お客さんにそれ言わないだろ」ってことも呟くようになって、この美容師さんは固定のお客さんもいるけど合わない人もいるだろうな、でもそれを全く気にしないで自分の価値観で働いていく人だな、近い将来自分のお店を持つんだろうな、と感じる。

同じような個性的な美容師さんを知っている。
1回だけ行ったことがあるお店で、美容師さんなのに痛みきって変色した髪をボサボサのままで接客する方だった。
たぶんあのお店は彼が一人で経営しているんだと思う。
飲食店のアドバイザー?もしているらしく、水商売の匂いがぷんぷんしていた。
カットの腕は問題ないし話もおもしろい人だったけど、独特すぎてちょっと疲れた。

私が美容院を決める基準、変える理由はいくつかある。

1.通いやすい価格設定
高すぎず、安すぎず、対価として妥当であるか。
高すぎると、通う頻度を気にしてしまう。
安すぎると、学生さんが多くて賑やかすぎたり、年齢を重ねた髪の悩みにピンと来ないんだろうなというリアクションのスタイリストさんだったりする。
場所が都心部だったり、人気のスタイリストさんだったら価格に反映されるのは当たり前。
でも、過去に担当さんの指名料がいきなり倍に跳ね上がったときは通うのを断念した経験がある。

2.髪を丁寧に扱ってくれる
もう何年も前、トリートメントとカットがビシッと決まってさらっさらになった時、スタイリストさんがさらさら~さらさら~と私の髪の指通りを楽しんでいるのを鏡越しに見て、自分の腕前に惚れ惚れしてるようで微笑ましかった。
髪を触られるのはあまり好きではないけれど、ブラッシングやドライの時に丁寧に扱ってくれると、髪のコシがなくなってきたお年頃の女性にとって好印象だ。
あのお店には長い間通った。

3.スタイリストさんの清潔感
スタイリストさんはみんなオシャレだけど、私は清潔感が最優先だ。
見た目全般だけでなく、触られる側としては指先の清潔さがとても気になる。
そして私にとってさらに大切なのは、接客の清潔感。
スタイリストさんは人気商売で、お客さんから指名されたり外されたりするので、とても苦労されていると思う。
人によっては、技術ではなく話術や処世術で指名が決まることもあるだろう。
そして担当さんに、自分だけに向けられる親しさを求めるお客さんもいるだろう。
一言も話さないで2時間はしんどいけど、プライベートの踏み込んだところまで話しているのが隣から聞こえてくると、個人的にはあらあら…と感じる。
好ましい距離感は、個人によっても世代によっても違うから、本当にスタイリストさんは大変だ。

若い頃、超ロングだったときは年に2回くらいしかいかなかったけれど、いまは肩までの長さを維持して2ヶ月に1回程度。
私は髪を大事にしているから、同じように、いや自分でケアする時以上に大事にしてくれるスタイリストさんだとうれしい。

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