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ねむれない夜を越えていこう【ニコニコ動画】

( ↑ 本文には全く関係ないが筆者が最近ずっと聴いている曲。おすすめです。)


 私が初めてニコニコ動画という文化に触れたのは高校生のころ。とてもとても大好きな曲を通してそこに足を踏み入れました。当時から現在に至るまで、視聴時間という点ではYouTubeが圧倒的な割合を占めていますが、たまに実家に帰るような懐かしさを求めてニコ動に出戻りするときがあって、それは大体眠れない夜だったりするのです。(実際は実家にそんなに良いイメージはないよ!比喩だよ!)(前作を読んでもらえるとそこらへんがよく分かるよ!)

 眠れない夜を越えるためになぜ私はニコ動を選ぶのか。それは、ニコ動独特の流れるコメントと、それによって感じるゆるーいつながりとさみしさが居心地よく感じるからなのかなーと思ったり思わなかったりするのです。

 ニコ動のコメントは、画面上を右から左に流れていくものを見るだけではコメントされたのがいつなのか分からないので、見ている人はリアルタイムでその感情を一緒に追いかけられるように感じます。その一方で、コメントが作品に重なって流れていくことによって、コメントが自分側ではない、とても遠い世界のように感じるときがあるのです。その感覚はなんとも言えないのですが、例えるなら昼寝をしすぎて夜になって起きて、窓から花火を見るみたいな哀愁です(例えがニッチすぎる)。特に「うぽつ」や「ここすき」、「888888」などの埋もれやすいコメントを自分で打ち込んでみると、コメントが背景になっていく感覚が味わえるのでおすすめです。

 絶対共感されない楽しみ方をしているなーという感じはしているのですが、それはまあ結構どうでもよくて、こんな風にひとりでさみしさを感じて、その心地よさをお供に眠れない夜を越えている人がいるんだってこと、書いておきたいなと思ったのです。

 あなたやわたしが越える眠れない夜が、それでも安らかで穏やかなものでありますように。


 追記:この度代表から「ペンネームでいいよ」と仰せつかったので、編集員Sから避暑地に昇格しました。この名前で出ている記事を見かけたら、「おっ」と思っていただけるとうれしいです。

(^ω^ ≡ ^ω^)おっおっ

(文・絵:避暑地)

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