星々の邂逅
崩壊スターレイルの男女主人公がある空間に招かれるお話です。
スターレイルのPVで登場した男女主人公を見て、HoYoverse様のゲームの主人公達もだいぶ増えてきたな〜、と思った時に考えついたネタです。
※このお話では、HoYoverse様ゲーム作品の主人公&ヒロイン達が集います
※メタ&スターシステム全開です。
ある意味、クロスオーバー…??←
・主人公&ヒロイン達が、先輩、後輩な人間関係設定
・崩壊スターレイルは公式様サイトやYouTubeで見る動画以外の知識皆無
※初出 2022年5月4日 pixiv
どこにあるかは分からない真っ白な空間。
時折水色の星座やマークがふわふわと漂っている。
((どこだ、ここ…))
車掌であるパムに"君達の先輩が居るから挨拶をしてきて欲しい"と案内されてその場所に立ち竦むのは、どこか似た容姿の男女である。扉を開いた瞬間、何かに引き寄せられたように招かれたその空間とお互い自分に似た雰囲気を持つ謎の者に警戒心を露わにしていた。
(何だ、こいつは…)
(何よ、こいつは…)
お互い警戒しながらひと言も発しないこう着状態が続く。すると…
ヒョコッ
「「新人さん、初めまして!!」」
「うわっ!?」
「えっ!?」
どこからともなく現れた黒を纏った羽根飾りをつけた少年と白を纏った花飾りをつけた少女が、そんな空気を破った。
「俺は空だ。」
「私は蛍だよ。」
驚きの声を上げる2人が落ち着いたのを見計らって、少年…空と少女…蛍は挨拶をした。どことなく似ている風貌と、先程の挨拶がハモっていたことからもしかしたら兄妹かもしれない、と2人は推測した。
(もしかして…)
(この子達が先輩??)
簡単な自己紹介をする空と蛍に、まだ困惑気味の2人は冷静に分析した。パムの言う"先輩"とは恐らく空と蛍、この2人のことだろう。
ニコッ
「「分からないことだらけだと思うけど、遠慮なく聞いてね!!」」
スッ
そんな2人を様子を伺いながらも、にこやかな笑顔を浮かべる空と蛍は、最後に握手をするためなのか手を差し出してきた。
「「………。」」
ホワァ…
その可愛らしく健気な様子の空と蛍に、お互いに警戒心を露わにしていた2人は無言ながらも顔を綻ばせてゆく。突然訳の分からない空間に呼ばれて若干苛立っていたが、空と蛍の癒されるようなオーラと何だか守ってあげたくなるような気持ちが湧き出てきた。
スッ
コクン
その空気をお互い感じ取ったのか、アイコンタクトを取って頷いた後に…
なでり
なでなで
2人は空と蛍の頭を撫でた。少女は空を、青年は蛍をそれぞれ撫でている。
「「何で!?」」
突然の2人の行動に困惑する空と蛍は、またもセリフが息ぴったりにハモった。
「分かるわ〜、新人さん達。2人が可愛いから愛でたくなるんだよね〜!!」
ギュッ
「キアナ先輩!」
パッ
突然、蛍の後ろから現れたのは、真っ白なパイロットスーツを纏った白髪の少女、キアナである。喋りながら後ろから蛍に抱きついたので、青年は思わず撫でていた手を離した。
「俺も同感だ。」
ガシッ
パッ
「真先輩!!」
またも現れたのは、灰色のコートを纏った黒髪の青年、真である。後ろから空の肩に手をかけながら、キアナの言葉に同意していた。同時に、少女は思わず空の頭から手を離した。
困惑しながらも撫でられることに心地よさを感じていた空と蛍は、突然離れた手に名残惜しそうに2人を見つめた。そんな空と蛍の様子にますます愛おしさが募る2人は更なる癒しを感じていた。
「それに、2人と、初めての後輩ができるから張り切ってたもんね〜。」
「「燈李先輩!」」
そんな最中、キアナと真に絡まれる空と蛍に声をかけるのは、ふんわりとウェーブがかった茶髪の女性、燈李であった。
「そ、それは言わない約束ですよ!!」
「ごめんごめん。2人があまりにも可愛いからつい…。」
「もう、からかわないでくださいよ…。」
次々と現れる人物達からのやり取りから推測するに、どうやら空と蛍は相当可愛がられているようだ。
ジィーーー……
ハッ
コホン…
「と、とにかく俺や蛍も含めて先輩も居るし…。」
「安心してね!!」
冷静に分析しながらも見つめる2人に気付いた空と蛍は、気を取り直そうとしているのか、ひとつ咳払いをして言葉を投げかけた。
「あ、あぁ。
よろしく頼む、先輩。」
スッ
「分からないことだらけだから助かるわ。
よろしくね、先輩。」
スッ
その言葉に、癒しを感じて呆けていた2人は、慌ててその言葉に答えた。そして、途中になっていた握手の続きをしようと手を差し伸べた。
「「………!!」」
パァァァッ
先輩と呼ばれたことが余程嬉しいのか、空と蛍は、よく似た色合いをした琥珀色の瞳を輝かせた。
バッ
コクン
コクン
「「こちらこそよろしく!!」」
ガシッ
お互いに顔を見合わせた後に、やる気に満ち溢れているのか、やや得意げな顔をしながら頷いた空と蛍は、2人に向き直って握手をした。
2人が受け入れられた瞬間である。
スッ
((何とかやれそうだな…))
グッ
様々な世界で生きているであろう人物達を見回しながら、2人はまたもアイコンタクトを取った。そして、お互いに拳を作って静かに側面を合わせた。
それは、まるで、"これからよろしく"と挨拶をしているようであった。
その数分後、さらなる案内人と呼ばれる水色がかった白髪をツインテールにした少女が現れるのだった…。
-END-
あとがき兼補足説明
クロスオーバー、またはスターシステム、ってこういう感じでいいのでしょうか…?
(大本音)
それはさておき…
崩壊スターレイルのPVでの男女主人公を見て、
髪と瞳、全体的な配色、それに服の系統…
ビジュアルの系統が似通っているタイプの男女主人公キターーー!!!
そんな第一印象を抱きました…!
特に女主人公のウルフカットっぽい髪型+気だるげな感じ+そこはかとなく漂うイケメン感が好きです…(語彙力皆無)
同時にHoYoverse様のゲームの主人公に新たなタイプが追加された〜!! 嬉しい〜!!!という気持ちで今回のお話を書きました!
また、そうなると、作品括りで言えば空くんと蛍ちゃんは初めて後輩を持つことになるのでは…?と考え始めたら筆が止まらなくなりましたwww
それと、もし、主人公やヒロイン達が先輩、後輩という関係だったらいいなぁ…、その中でも双子ちゃんは可愛がられている存在だといいなぁ、という願望込み満載になりましたww
ちなみに、先輩、後輩の順番としては、
崩壊学園及び崩壊3rd
↓
後崩壊書
↓
未定事件簿
↓
原神
↓
崩壊スターレイル←new!
となります
※未定事件簿は、中国では、原神より先にリリースされているので、先輩となっています。
後崩壊書の主人公の名前は声優の石井真さんから、未定事件簿のヒロインの名前は、私がCBTで使用した名前となっています。
あと、空くんと蛍ちゃんは、主人公やヒロイン達の胸元くらいの背丈なんじゃないかな…という感じの身長設定で書いています。
ちなみに、最後に出てきた子はHoYoverse様のマスコットキャラの女の子です!
ぜひ気になった方は、"miHoYo マスコット"で検索を!!
長々と失礼しました!
ここまで読んで頂きありがとうございます!
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