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【好物がチョコになる限定ケーキ】

「ケーキの層には、開発者のメッセージが宿る」

「層はどうしてこの組み合わせなのか?」

「食べてそのメッセージが伝わらなければ、商品として認められない」

弊社の試作の最終判断は、いつも社長が舌で厳しく確認します。

そんな厳しい審査をたった一度で、通ったクリスマスの新作ケーキがあります。

そのケーキの開発のきっかけは、社長のこんな一言でした。
「チョコが好物な人を唸らせて、そこそこチョコが好きな人の好物がチョコになるような。そんなチョコを作れ!」


「この一年で一番忙しい時期にこの社長ほんま頭おかしいんか!?」

そうパティシエが後日言っていた、クリスマス限定のチョコレートケーキ。


「一番茶色いな」


弊社のクリスマスパンフレットを開けると、チョコ好きの人は、必ず注目してしまう、艶やかで茶色いケーキが「クリスマスショコラ」

たった一度で、社長が認めたケーキですが、完成に至るまで「食感のコントラスト」を一切妥協せずに表現するための、熟練の技と苦労がありました。
今回は、クリスマスショコラをご紹介します。
パティシエは、レシピ開発に頭を抱えました。

「クリスマスケーキ、チョコでどんな表現をしよう?」

「イルローザは、素材の味を最大限活かす会社」

「だったら、余計なものを入れずにチョコだけで勝負する!」

と非常にバランス調整が難しいチョコのみで、レシピ開発がはじまりました。
「2層のケーキにしよう!でもムース2層だと食感が同じで面白くないな~。」

「よし決まった!!絶対に面白くなる!!」
と作る前に、頭でレシピを完成させました。

先に頭でレシピを考えて作ることは、当たり前のようで、決して簡単ではありません。

「冷蔵庫の余り物を見て、この料理が作れる!」
とは真逆の発想で、先に完成した見た目・味・香りをイメージするので、

少しでもイメージが違うと、何度も作り直します。

理想を形にする職人の高度な技が必要で、再現は非常に困難です。

こうして、弊社の職人は、お菓子づくりの技術を磨いてきました。

そして、その気になるレシピとは…チョコを使用した
ムース×小麦を使わないスポンジという2層の掛け合わせです!

小麦を使わないスポンジって何!?と気になりませんか?

正式には、サンファリーヌといいます。小麦を使わないので、チョコの味が濃厚でダイレクトに届きます。

弊社のチョコレートケーキに使用するスポンジは、ココアを使用しています。なので、チョコで表現するサンファリーヌは、全くの別物です。

また、小麦不使用なので、粉を全く感じない、まるで焼きチョコを食べているかのような不思議な感覚になります。

このサンファリーヌは、なんと4回作り直しています。

ムースと一緒に食べた時の、理想の食感のコントラストを再現するのに苦労したと言います。

「チョコの種類ひとつで、表情が変わる」

・スイートで作ると、サンファリーヌの生地が軽くなり、ムースと相性がダメ。

・カカオ含有率の高いビターで作ると、全然生地にならずにダメ。

・スイートとビターの間で、作ると理想に近づいたけど、イメージした生地より少し濃いからダメ。

・チョコの種類を変えて、バランス調整してようやく理想になった。

「使用するチョコレートを理解できないと作れない」

ようやく完成したクリスマスショコラは、

上層のムースは、2種をブレンドしたミルクチョコの優しい甘さ。

下層のサンファリーヌ(小麦を使わないスポンジ)は、ムースと比べ甘過ぎず、この2層が食感のコントラストを口いっぱいで体験できます。

また、絶妙な口当たりで、溶けるようなバランス感は、たった1度で社長をコクンと頷かせた答えでしょう。

「ムース、サンファリーヌの配合具合、層の順番の意味。チョコをよく扱えていて、パティシエのメッセージを感じた。」

後で、コソッと社長が教えてくれました。直接言えばいいのにと思ったので、ここで話しました。

「食感のコントラスト」を2層に全力で組み込んだ熟練の技と苦労。

苦労して開発したサンファリーヌは、現在弊社のケーキでは取り扱っていません。

この組み合わせを体験できるのは、「クリスマスショコラ」だけです。

是非、チョコが好物な人が唸り、そこそこチョコが好きな人が好物になる「クリスマスショコラ」で、クリスマスをより特別な時間にしてください。


クリスマスショコラ
直径約12センチ 税込¥3780


※限定数に達し次第、受付を終了させていただく場合がございます。
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