【映画レビュー】THE BATMAN ※微ネタバレ有り

最近は暖かくなってきましたね皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今回の記事では3月11日(金)より劇場公開されている映画「THE BATMAN」の感想レビューをしていきたいと思います。

「THE BATMAN」(2022) アメリカ 175分
監督:マット・リーヴス
脚本:マット・リーヴス
   マットソン・トムリン
キャスト:ロバート・パティンソン
     コリン・ファレル
     ポール・ダノ
     ゾーイ・クラヴィッツ
     他...

作品概要はこんな感じですね
今回でバットマンは7代目となるそうです。
7代目に抜擢されたのは皆さんご存知の「トワイライト」で王子様的キャラを獲得したロバート・パティンソンです。
最近だとクリストーファー・ノーランの新作「TENET」でニール役を演じてましたよね!
個人的にあの映画で1番好きなキャラクターになります。

前置きとして自分はバットマン映画はクリストファー・ノーランが手がけた「ダークナイト」シリーズからバットマンに興味を持ち始めました。
(ベン・アフレックのお蔵入りになったバットマンはあんま好きじゃない...ベン・アフレック自体は好きだけどね)
今作が決定した時は特に「めっちゃ見たい!」と言った印象はなく予告編を見た感じ今までの作品にないくらいダークで「NIRVANA」の「Something In The Way使われとるやん!」
くらいの印象でした。

「そこまで見たい!」という印象は無かったとは言え気になっている作品だったのでノリで友人を誘ってみたら「見に行ってもいい」と言われたので見に行くことになりました(ちなみにその友人はバットマンシリーズは初)

前置きが長くなりましたが映画の感想に入りたいと思います。
結論から言うと前半はすごく良くて後半少し長くじました。
Filmarksみたいに5点満点で点数をつけるとしたら3.7くらいかと!
まずは良かった点から
まずサンスペンスノワール映画調の今作の世界観はすごくよかったです。
「ダークナイト」とは違った映画の色味を感じることができました。
どこかニューヨークのタイムズスクエアを感じさせるゴッサムシティも好きでした。
一番よかったのは今まであまり描かれることがなかった探偵をするバットマン
原作では描かれているそうですが今までの映画ではあまり描かれていなかったみたいで自分にとっては新鮮味を感じさせてくれました。
今作のメインヴィランがリドラーと言うこともあってなのかミステリー要素が強かったです。
なのでダークナイトシリーズのようなド派手なアクションを期待している方にとっては不向きかもしれません。
勿論アクションシーンもありますが…

あとはOPシーンブルースウェインの語りから入るシーンは映画「ウォッチメン」のロールシャッハが語りかけるOPシーンを彷彿させますし雨のシーンが多かったり映画全体の雰囲気からデヴィット・フィンチャーの「セブン」に近いなと思いました。
例えるならバットマンがブラピ、ゴードン警部がモーガン・フリーマンといった形でしょうか

バットマンになってから2年後の話という事でブルースウェインとバットマンの両立が出来ていなかったり精神が不安定で感情的になってしまったりという点も良かったかなとかも思います。
映画序盤は"復讐"の為にバットマンとして悪人に恐怖を与えていましたが終盤自分の思っていた父の印象、今まで自分がしていた事が正しい事ではないと気づいた時に人々を助ける正義の味方として立ち上がる感情の変化を描いていて良かったです。

あとはリドラーの犯行動機でもあるゴッサムシティの社会的格差を描いていたのも良かったと思います。ホアキン・フェニックスの「ジョーカー」でも描いていましたが今作はまた違った感じの格差というより個人が思う正義とは何か?みたいな感じかと思います。

予告編でもあるペンギンとのカーチェイスシーンあのシーンは是非映画館で体感してもらいたいくらい音響が凄かったしゆういつバットモービルが走ってるところを見れるシーンになります。もう一回見たいというのが素直な感想です。
この映画で1番のアクションシーンなんじゃないか?

では続いて残念だった点について
まずゾーイ・クラヴィッツ演じるキャットウーマンとのラブロマンス的描かれ方について少しくどいかなと感じですしまいました。
ゾーイ・クラヴィッツ演じるキャットウーマンはセクシーだしとても好みのキャットウーマンでしたがバットマンとの微妙なラブロマンス的要素は必要だったのか?と感じさせるものでした。
セリフもなんだかクサイ感じがしたし2人がキスするたびに「ん? なんで?」というのが素直な感想です。顔がわからない相手にキスするか? 今キスする必要あった?と思いました。

次は最終決戦の相手がリドラー本人ではなくリドラー支持者であった事
物語終盤でリドラーは逮捕されてしまいますが彼が考えいる恐ろしい計画は終わりません。
自身のSNSで自身の支持者とゴッサム市民の虐殺計画を考えていたのです。バットマンの探偵スキルならSNSでのトークなんて簡単に発見できそう
てか足つかないサイトでも使ってんのか?って思いました
最終決戦にしては相手が素人だからあまり迫力はないしなんなら冒頭の顔にペイントしてる集団と同じくらいの強さなんじゃね?と思うくらい
なのに戦いに敗れそうになるし...

あとは全体的にちょっと175分は長いなと感じたくらいですかねもう少しカットできる場所がありそうな気がしました。

ざっくりですが良い点、悪い点こんな感じです。
シリーズ一作目にしては自分はまぁまぁ好きよりの普通と言った感じですかね。
終盤にジョーカーと思わしき台詞を吐く人物も出てきたし続編に期待です。
長々話しましたが感想は以上になります。
最後になりますがサスペンス映画が好き
「セブン」みたいな雰囲気の映画が好き
という方にはオススメできる映画かなという雰囲気です。ゴリゴリのアクション、肉弾戦が見たい!と言った方にはあまりオススメ出来ないかも。

長々と失礼しました。明日も仕事なので今日はこんな感じで!それでは皆さんおやすみなさい。

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