料理をする 味を知る

 コーヒーは飲むのも淹れるのも好きです。狙った味を出すために条件を変えて試行錯誤するのは実験をしているみたいで楽しいです。

 そんな中、なじみのカフェでこんな話を聞きました。
「コーヒーが好きな人はコーヒーの味が苦いだけでなく、様々あることを知っている。しかしそうでない人はわからず、伝えたいコーヒーの味を広げるのが難しい。特に酸味は嫌われやすく、どう正確においしそうに伝えるかを日々考えている。」
 この話を聞いておいしいコーヒーに必要なのは淹れる技術や道具だけでなく舌が知っている味の数、それを伝える語彙力もそれ以上に重要だと思いました。

 手塚治虫さんの名言にこのようなものがあります。

「君たち、漫画から漫画の勉強をするのはやめなさい。一流の映画を観ろ、一流の音楽を聴け、一流の芝居を観ろ、一流の本を読め。そして、それから自分の世界を作れ。」

 料理を頑張ったり、本を読んだりしている理由の一つにコーヒーを究めようとしているためということもありますが、きっとコーヒーに限らず何かに生きていくと思いました。改めて、学びへの投資は渋りたくないです。

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