推しのライブにて
3月末は推しのライブだった。
都市らしく高いビルたちが沢山。
私が住んでいる県は、高すぎるビルが少ない。
なので、最寄り駅の地下鉄の出口から出た時、クリスタルキングの大都会が頭に流れてきた。
とりあえずライブハウスの場所を確認。それから近い場所でゆっくり座れるカフェとかをさがしたら、スターバックスがあったのでそこでゆっくり。私の住む街のスターバックスはいつもどこかに併設されているが、やっぱり独立スタイルは2階もあってかっこいい。トイレは浅草とは違ったけどやっぱりあった。
女性トイレで化粧の最終仕上げをして、ライブハウスへ。
そこで、なんと同じ推しの人と友達になった。彼女は国生さゆりさんに少し似ている。私の本名の下の名前の漢字はあんまり使われている人を見ないのだが、彼女とLINE交換したとき、下の名前で使われている文字が読みも同じで下の名前に使われていてお互いびっくりした。
お互いにギョッとした。
で、並んで、グッズを買いに。コットンクラブで爆買いしたため今回はツーショット撮影権利を買うだけで済んだ。コットンクラブで買っておいて正解だったとも思う。やっぱり沢山作られたグッズでも余るし、そして最新グッズなもんだから売れれば当然無くなる。先に買っておいて正解だった。
ライブ始まるまでお話した彼女。あとで一緒にご飯食べようねと言ってライブ参加と、推しとの撮影。
私は今年手術して、健康の有り難さを身をもって知ったので、推しに、
「身体だけは大事にしてね」と言った。
インスタで推しは歌のリクエストアンケートをツアー前にしていて、私がうたってー♬.*゚とアンケートに答えた歌は、みんながうたって欲しい歌だったみたいで聞けた幸せは凄かった。
でも推しは推しで、どんどん実力をつけて有名人になっていく。前と違って、彼女が歌手という仕事の量が格段に増え、仕事に忙殺されそうなスケジュールになってきているのは、最初に参加したライブとは今回全然違うため、これから世界に羽ばたいていくんだなと、どこか遠い人に更になった気持ちがした。元々芸能人ってこっちが一方的に知ってるだけだし、撮影してもらえるだけまだ近いんだろうけど、そのうちこんなことはないようになるんだろう思う。
実は中高時代から少し後まで、友達だなとお互い絶対思っていたひとつ年下の子が、なんと芸能人になった。舞台監督的な立場で、うーん、映画や舞台の世界や脚本とかを作る人で演じる人ではないのだが、蜷川幸雄さんや黒澤監督が有名なような感じで。
友達が芸能人になってしまい、この人は私の事を覚えてくれてるのだろうか?と寂しいときもある。
たまにテレビにも出るし、ネットさがしたら友達のファンの人が講演会に参加したとかの情報もあったり。遠い人になっちゃった。
推しの女性は元々知り合いでもなんでもなく、勝手にファンになってライブの常連しているだけだし、触れ合えるときには必ず挨拶してるので記憶の片隅には残ってくれているとは思うけど、忘れられるのかなと寂しい。彼女はアイドルでなくミュージシャンだし。
遠く感じたライブだった。でも幸せだった。
スマホのホーム画面に撮影写真の写メを設定した。
ライブ前に友達になった彼女とイタリアンディナーをし、お酒も入り楽しく親睦を深めた。住んでいる県は別でも、推しの彼女の話以外、色々と人生や歩いてきた道をLINEで話せて、また新しく友達が増えることが嬉しい。類友というか、こうやって推しも同じで「自分」 をお互いに話せる人との出会いは、人間としてとても嬉しい。
彼女もよその県から来たのでその日はビジネスホテルに宿泊。
私は電車を乗り継ぎ自分の住む県に。
駅についてもバスがないので、タクシーに乗って帰った。
タクシーに乗るのは大人になったなと感じる。
タクシーの運転手さんが良い人で良かった。
推し活は、本当に近くの県に来てくれたときに行こうと思う。
彼女の東京のライブに参加する夢は叶ったから。
それと推しの彼女にもうひとつ感謝なのは、新しいお友達に出会わせてくれたこと。
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