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インド1日目 洗礼inニューデリー

インド一人旅。実はこれを最終目標にして台湾やタイで海外一人旅の練習をしてきたのだ。
インドに対する自分のイメージはとにかく騙す、性犯罪、野良の人間が住む国。修羅の国。
そんなとんでもなくカオスなところにいつか行ってみたかった。
これまでに一人旅では3つの国しか行っていないため修行が足りないとも思ったが、行きたい気持ちが勝ってしまった。
今回も両親には黙って家を出ようと思っていたが、さすがに勘づかれてあれやこれやきかれた。インドの怖い情報吹き込まれるし、ホントに鬱陶しい。これだから言いたくなかったのだ…
そんな言葉も振り切って最寄り駅まで送って貰う。もしかしたらこれが今生の別れになるかもしれないなぁと、、
当初の気持ちとしては死ぬこと以外かすり傷。好きな事をして死ぬなら最高の死に方だ!という意気込み。
目的地はニューデリー4日ほどと、バラナシ3日くらい。
私はインドに行くんだ。胸を張って電車に乗り込む。
……気づけば香港空港。何年か前にも来たことがあるし、完全に国内感覚な自分に驚いた。台湾の時はpeach航空アナウンスの「おおきに」を境にほとんど日本語を聞かなくなりとんでもなく不安になってたのに。

飛行機に乗るとすぐカレーのようなスパイスのような匂いと、掴みどころがなく吸い込まれそうなリズミカルな音楽、と思いきやドビュッシーの月の光が流れる
隣の人が日本人カップルで安心した。
タワマンに住んでそうな美男美女の超勝ち組カップルって感じだった。

追加の機内食を頼んでみる。朝から香港空港で買った焼売しか食べておらずお腹がすいた。それに現地で下手に食べるとお腹を壊す可能性あるから今のうちに食べておかないと後悔するかも…。700円ほどで、なにがなんだかわからないまま適当に頼む。

ダルチョワル
変なスパイスいっぱい入ってて結局なんの味か分からん、エビとか玉ねぎも入ってそう(?)とにかく塩辛い
塩入れれば腐らんと思ってるだろってくらい塩辛い。インド人の味覚が心配になる。
パッと見だけで5種類以上の不純物(スパイス)が混ざっていた
ダルだから豆かと思ったけどじゃがいもの食感で、不純物の一部はちゃんと食物繊維のシャクシャク歯ごたえを感じる。上にbhujiaというベビースターのようなサクサクしただけのものをかけて食感さらにup

ダルチョワルとやら

ジュースはフルーツミックスジュースにした。
なんかめちゃくちゃ濃くて美味しい
オレンジ、桃、マンゴーが入ってそう。

全然料金の徴収に来ないから、2回声掛けて支払いできた。日本人の血が騒いで食い逃げはしたくない。インド人とは違うんだぞ(失礼)
控えをくれなかったので、「レシプト!」と要求。メニューには800インドルピーって書いてあったのに、ちゃっかり816ルピー取られてた😂
「Do you like food?」って聞かれて、食べ物の金額(一律)を払うのかと思ってヤーヤー言ってたけど、美味しかったか聞かれたってことか?美味しかったからチップ?
塩辛かったけど。

降りる直前に隣のカップルに話しかけてみた。(気まずくならないようにタイミングを見計らった)
1週間ほどずっとデリー周辺を観光するそうだ。タージ・マハルにも行くって。
いかにも優しそうな日本人で騙されそうやな〜とか思ってたけど向こうも同じ感想だろうなw

入国審査はインド人の方は長蛇の列なのに外国人の方はガラガラだった。香港空港と正反対。
奥の空いてる方に行こうとすると、コワモテのおじさんがコッチ🫴ってやる。
だから行ったのに暫く作業してて放置。
怖いなぁと思ってとりあえずvisaとパスポートを置いて待つ
で、パスポート確認してからか妙に色々聞いてきてこのスマホ幾ら?iPhone15いくらで売ってる?(数字が言えず答えられなかったけど)
職業とかも、何系のエンジニア?とか聞いてきてなかなか入国させてくれなかった。
怖い顔してたから、急に何の話かと思ってビックリしたw
どうもインドの人はお金の話が大好きらしい。
過去一おもしろい入国審査だった。

空港を降りてとりあえず全てが怖いのでカントさんと合流する。カントさんは知り合いの知り合いで初対面なので正直信じ切っていない。いきなり裏切る可能性だって全然ある。
なんせめちゃくちゃインド人顔(当たり前)
とは言え日本語が話せるインド人は救世主だ…さっきの塩辛いご飯のせいで喉がカラカラ、両替もできてない。早く会いたい。
ゲートを出て合流すると、写真通りしっかりコワモテだった。初対面というのに愛想笑いもしない。
空港が既にごった返しており、そんな丁寧に挨拶する余裕はなかった。まずは両替。空港内外にそれはもう沢山の両替所がある。
どこでもいいな〜と思ってたら、両替所の近くで張ってる人が今のレートを見せてきて、今これ、1万円を5500ルピーにするよって言ってきた。
両替所も等間隔でめちゃくちゃあるのに更にそこらへんに居る人間の多くがそれぞれ両替させようとしてくる。両替パラダイスだ。
その後地味に5350ルピーを提案してきたがカントさんが脚下。
水は冷蔵庫の横に立ってるおじさんに20ルピーお金を渡して買ってくれた。

simについてもカントさんが購入してくれており、30日、1日1.5Gの契約で300ルピー。インドのIDで購入したからこんなに安いが、外国人価格は1日300ルピーとかする。

ホテルへはOlaという配車アプリで呼ぶ。イカつい銃を持ったスタッフに躊躇いなく話しかけに行くカントさん、怖すぎた…

デリー空港でカントさんが話しかけたスタッフ


ホテルまでタクシーで350ルピーで意外と遠かった
ホテルについてどこから来た、名前、署名などを記入してチェックイン。
その間ずっとカントさんとスタッフがべらべら何やら話している。
この時話していたことは、カントさんはホテルの設備を案内したいが、チェックイン人数が自分1人だけだから入れないとか言って揉めてたらしい。あと、ホテルはアゴダで既に予約してたんだけど、インド人と一緒にチェックイン手続きしてなかったら倍くらいの値段請求してたらしい…もはやぼったくりとかじゃなくて詐欺やんw

夜は結構冷えて、窓からの隙間風が当たって寒いのだがエアコンは付かなかった。スイッチの所だけは一丁前に新品ぽかったのに…

夜ご飯にカレーとナン(?)、ラスグラという甘いスポンジを頼んでもらった。
なぜかラスグラだけは先払い。お小遣いにするつもりやろw(多分チェックアウト時に二重に支払いした)
カレーはココナッツ風味で美味しかったが、豆腐のような柔らかく味のしないものが入っていて怖かった。ラスグラは甘すぎて蜂蜜をかじってるような感覚。シロップに浸ってていつ作ったものなのかも分からない…水分をスプーンで絞りつつ食べたけど結局1つすら食べられなかった。カントさんは1つじゃ足りないよって言ったから2つ頼んだけどw
飲み物も頼んだらしいが忘れてたし、結局来なかった。
ちなみにご飯が来るまで30分くらい待ったが来なかったのでカントさんに連絡し、カントさんがホテルに連絡したらあと10分でできると。それから待つこと20分くらいでようやく来たw
言わなかったら来なかったかもなぁ。

ホテルの食事

トイレはウォーターガンのみ。しかも元栓の所(?)で調節するから、手元の掴むところの意味をなしてない。しかも水圧が弱い。
ゴミ箱すらないし…しょうがないよなぁ1000円で泊めてもらってるし
ウォーターガンでおしりの穴から食中毒になったりしないのかな?などと全てが不安。

ホテルのトイレ

窓の外からはずっと犬が吠える声と男達が会話する声が聞こえている。
夜中の2時には男の怒鳴り声と犬が殺される勢いでギャンギャン叫んでる声で目が覚めた。
・・・
朝五時台というのに犬の吠える声、エンジンの音、話し声で目が覚める(時差のせいか)
シャワーを浴びようとギザと呼ばれる給湯器を色々触るも使い方分からず水風呂だし、隙間風で寒すぎるし初っ端から風邪ひきそう…と思いつつ生命力を信じてたら特に大丈夫でした。

インドの給湯器、ギザ

トコジラミが怖すぎてベッドにレジャーシート敷いて横になってたらご飯運んできたスタッフに凝視されたww
失礼でごめんよ。

殆ど移動してただけなのに濃すぎる一日でした。

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