政治と宗教についての補足

これは異論が出てくると想像しますが、私はそもそも「政教分離」という用語は間違っていると捉えます。言葉にするならば「宗国分離」が適当であって、国家権力が特定の宗教団体に便宜などを図ることを禁止にしているだけです。
もし特定の宗教が政治について語ることを禁ずるなら、何故、「政教分離」の本場の欧州で宗教政党があるというのでしょうか。
何かしらの思想信条で政治に関わるのは、自然なことです。しかし我が国では、そういう営みを忌避するようです。政治と宗教の問題を考える時、それは「おかしな宗教のせい」とされがちですが、問題の軸をそこに置くべきではない筈です。
統一教会の批判も、一部でこの点を押さえてない向きも見受けられますが・・・「中立たること至上」では、それは一種の宗教ではないでしょうか。

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