見出し画像

東北有数の梅の産地、江刺梅林のとんがり梅来る(与太郎梅(仮)その1)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年7月18日)

私が一関産南高梅を購入した翌日、秋田へ帰るつもりが豪雨で各道路が通行止めとなり帰省自体叶わず、北上で足止め泊となっていた夫がなんと!思いがけなく江刺梅林の梅を買って来てくれた。
実にうれしい。たいへん嬉しい。ありがとう夫よ。

しかも元々私が行きたかった直売所にそうとは知らず立ち寄ったようで、想定外に欲しいものが手に入り、私はたいへんホクホクだ。
やっぱり現地で買うと梅はとても安い。つるっとして、黄色く熟して実に可愛い。先端がちょっととんがりしている辺りもますます可愛い。
梅が可愛くてたまらない今日この頃、梅仕事をされる方々はきっと皆さんそうだろう。

しかし袋に品種名が書かれておらず、このとんがりがいったいどの品種なのか気になった。
ネットでいろいろ検索したものの、今ひとつ「これ」と特定できる情報が見当たらない。

現在江刺梅林で栽培されている主な梅の品種は以下の通り。

・南高梅
・白加賀
・加賀地蔵
・与太郎
・ほの字

やや細長めの形や大きさから言って南高梅や白加賀、おそらく地蔵梅でもないだろう。となると与太郎かほの字の二択だが、「ほの字」に関する情報はびっくりするほどネット上にない。

絞り切れるほどの情報量がなく、どうしたものかと思ったが、そう言えば最近、岩手県のアンテナショップで与太郎梅の梅干しを買ったのだった。まさに江刺梅林の梅干しである。あっさり味で美味しかった。

でもこの梅干しとんがりしてたっけ???と思い、改めて蓋を開け、見直してみる。さらに今回手に入った梅と並べてみる。

梅干しパックの真下辺りにとんがり生梅がいくつか見えます

よく見ると、左上の方に先端がほんのり尖った梅干しがあるのがお分かりだろうか。
形といい、縮んだ後のサイズ感といいまさにこれでは…?多分そう。きっとそう。うん、exactly。

そんな訳でこの江刺梅林の梅は「与太郎(仮)」と呼ぶことに決定。与太郎梅もいつか手にしてみたい梅のひとつだったのでたいへん嬉しい。ありがとう夫よ。私は本当に嬉しい。

何故与太郎が欲しかったかと言えば、少し前に江刺梅林の梅について調べていた際、梅農家の方が「梅干しにして美味しいのは与太郎」と仰っていたから。
なのでもちろん梅干しに。青い実も混じっていたので1日程度追熟させたところ、約50g水分が減った。その重量の約15%の塩で漬ける。

呼び梅酢はしなかったが、ホワイトリカーで消毒したのでカビもおそらくないだろう。仕上がりがすごーく楽しみ!

そして今季の梅仕事も正真正銘これがラストである。おつかれさまでした私。あとは天日干しと紫蘇漬けをがんばろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?