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日本全国魅惑のローカル梅たち

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ひとくちに「梅(梅干し)」と言ってもその個性や味わいは育った地域や品種により驚くほど多様。 梅仕事を始めて出会った全国のかわいいローカル梅(2024年1月現在自分で漬けた、食べた…
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#自家製梅漬け

竜峡小梅の甘漬けと塩漬けその後〜砂糖を使った梅漬けにしわが寄る理由(竜峡小梅その2・完成編)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年7月5日) 6月19日に竜峡小梅を漬け始めて半月ほど経ったので、卵の殻を取り除き、ファスナー袋から保存容器へ移すことにした。 漬け材料が異なるため漬け汁の色も違うが、梅の状態も割と違う。 酢と砂糖を加えた方はややしわが寄り、塩だけで漬けた方は元の形よりも却ってふっくらして見える。 だがそれより問題なのは味。 甘漬け(酢・砂糖入)が、なんとも中途半端な味なのだ。甘さも塩気もど

長野県の竜峡小梅で塩漬けと甘漬けを仕込む(竜峡小梅その1)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月18日) もはや「また」と言わなくてもいいかな・・・という気もするが買いましたメルカリで。 最寄りのスーパーで買った小梅を漬けたら既に熟が進んでいたためカリカリにできなかった、という話は以前書いた。出来上がった小梅は夫が喜んで日々消費しているのだが、私は心残りを引きずっていた。採れたての青い小梅で、立派なカリカリ梅を漬けたい!!! そんな訳で新規購入。 小梅の産地長野県

高田梅甘漬けの本漬けと塩漬け・甘酢漬け完成(高田梅その3・青梅完成編&後記あり)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月19日) 酢に漬けた高田梅1)を本漬けする日がやって来た。 5日間酢に漬けた高田梅はごつごつした野菜感が抜け、果実らしい柔らかさになっていた。――が、割り難かった。 それでもどうにか970gを割り、袋に移して氷砂糖と酢、赤紫蘇を入れたのがこちら。 教えて頂いたレシピでは、梅・下漬け用の酢・氷砂糖は全て同量だった。 <参考>教えていただいた元レシピ ・梅 4kg ・米

会津の"青いダイヤ"、日本一大きな梅、高田梅の梅漬けを塩なしで漬ける&梅を割る(高田梅その2)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月14日) 前投稿に続く1kg弱×2箱の高田梅、漬けた内訳は以下の通り。 1)売り手の方に教えていただいた甘漬け:970g 買ったばかりの2リットル瓶にぴったり収まった。これは洗ってなり口を取った梅に、米酢(頂いたレシピには「ミツカン酢」と書かれていた)900mlを注いだ状態。 酢!?丁寧に書かれたレシピを見て驚愕した。 これまで漬けて来たレシピに大量の酢を使うものはな

会津特産の"青いダイヤ"、日本一大きくて美しく、そして固い高田梅来る(高田梅その1)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月14日) 会津特産の梅、高田梅(たかだうめ)の青梅を買った。 入手方法はやはりメルカリ。助かる。 少し前から、特定の地域で生産されるローカル梅を探すようになった。 特徴や地域等からいくつかの品種に目を付け、その一つが高田梅だった。特徴は以下の通りである。 別名「青いダイヤ」 ゴルフボール大ほどの大きさがあり、種が小さく果肉が厚いのが特徴の日本一大きな梅です。 別名「青

サクッとジューシー、十郎梅のカリカリ梅完成!(十郎梅その3)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月23日) 十郎梅をカリカリ梅用に漬けてから2週間ほど経った。 程よく塩がしみ込んだ感じに見える。それにしても十郎梅は本当に美人梅。塩漬けしても全く美しさが変わらず、ピカピカで美味しそう。 漬ける際はこんな感じでファスナー袋に梅とその重量の10%の粗塩、卵膜を除いて煮沸消毒してお茶パックに入れた卵の殻1個分を入れ、常温で保存した。 まだ暑くない時期だったので常温でも問題なく

カリカリにできなかった小梅たち(信州産小梅)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月10日) 崎陽軒のシウマイ弁当に入っている小梅が好きだ。そのためにわざわざ買って食べるという程でもないが、お弁当にカリカリ梅が入っているとちょっと嬉しい。 あれがもし自分で漬けられるなら好きな時に食べ放題!という訳で、梅仕事が少しだけ身近に感じられ始めた5月末、近所のスーパーで信州産の小梅を見つけて2袋(計1kg)購入。その日のうちに漬けてみた。 それから10日程経って、

熟が進まない梅の強制追熟(豊橋の梅その2)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月2日) 初めて買った豊橋の生梅を屋内で追熟させ始め、まる3日が経過した。 買ってから5日経つのでこれ以上放置するのも良くないだろうと、追熟を早める方法をネットで探し「梅をボウルに入れ、熱湯を注いで20秒~1分ほど待つ」という方法を試した。 こちらが1分ほどお湯につけて全ての梅が黄色くなり、市販の梅酢で消毒し、粗塩をまぶした状態。 同時に買ってカリカリ梅を漬けている分(前