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神さんとのお仕事⑯ 「大事なのは背中」

SNSなどの流れの中で、自分自身が見られることに対して意識の高い人が増えてきました。特にこのことが悪いとは思いませんが、自分の背中の部分にまで意識がある人は少ないように思います。今日はこのあたりについてお話をしていこうと思います。

仕事柄、若い人の夢をお聞きすることがあります。夢や想像力豊かな発想に神さんも頑張れと嬉しそうに背中を押されるのですが、若者のこれからに対して神さんが危惧しておられることがあります。それが、

「彼らの前を生きる人たちの背中」

若者たちが追いかけたい背中が見えないのはよくないと神さんは思っておられます。大人たちが自分の顔を若者たちに見せすぎているのです。自分の顔とは「しんどい気持ちを顔や言葉に出したりすること」になります。

大人たちの楽しみのために若者を巻き込み
大人たちの苦労回避の理由を若者に押し付け
大人たちの面倒回避のための言い訳を子供たちのせいにする

大人が背負うべき責任を下の世代に押し付け、自分たちのしんどい顔を簡単に若い世代に見せていてはいい若者が育つわけがないと神さんは言われます。若者たちに自分の顔を見せるのではなく背中を見せてしんどいことを悟らせないようすることで、次の世代が前の世代に敬意を抱くことになる良い循環を生み出すことが今は大事だとも言われています。

前を行く者が私利私欲を見せれば、後をついて行く者も真似をして私利私欲に走ります。これは若者が悪いのではありません、前を行く大人が悪いのです。

「何事も全て上から下に流れていく」

神さんはよくこう言われます。水は上から下にしか流れない、物は高いところから下にしか落ちるのと同じように

大人がよい行いをすれば、後に続く者もよい行いをします。
大人が間違えば、後に続く者も間違います。
大人が小賢しければ、後に続く者も小賢しくなります。

良い背中を見せれば、後に続く者も良い背中を見せようとしてくれます。最近は歳を重ねた人たちが良い背中を若者に見せられていないように思います。

もっと若者のために歯を食いしばる大人が増えてほしいと神さんは願っておられます。


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