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普段着 3枚目

先日、アップルの新商品の発表がありました。ARゴーグルがすごい進化した感じで来年には販売されるそうです。詳しい意味は全然分かりませんでしたがすごいことで世界が変わるんだろうなということはわかったので、全部はついていけなくても少し端っこにはついていけるように頑張ろうと思いました。1台50万円らしいです。生きている間に手にすることはできるんやろか(笑)。

本当に個人的なことで恐縮ですが、ランニングを継続的にするようになって1年くらいが経ちました。中高と陸上部で短距離をやってきた僕にとって、長距離は異分野で苦手な分野だったので一生手を出すことはないと思っていたのですが、

ハマってしまいました。

「ランニングするくらいなら畑をしているほうがいいのに」と言い続けていた僕が、

ドハマりしておりますw

最近では走らない日があると少し不安になったりするので、しっかり休息日を設けることをしたりして自分の欲をコントロールしながら続けているのですが、心と体の安定感や集中力はランニングを始める以前よりはるかに安定をしたと思います。

北欧の研究者が書いた「運動脳」という本があるのですが、その中にはランニング中は「コルチゾール」というストレスホルモンが放出され、ランニング後は「セロトニン」という幸せホルモンが放出されるということが書いてありました。要約するとランニングはストレス耐性を鍛えるのと同時に、幸せ感を得ることができるスポーツらしいのです。

ここまで読まれた方の多くは「ランニング=苦しい」という図式があると思います。僕もその一人で学生時代の体育の持久走の嫌な思い出しかありません。ではなぜ今になって続けられているのかというと、

息が切れないペースでゆっくり走っているからです。

ランニングを始めた最初のころは、息が弾みそうになったらペースを落とし、しんどくなってきたら歩き、楽になったら走りを繰り返していたので、1キロ9分近くで走っていました。一流選手が3000mを走り終わって談笑を始める頃にやっと1キロのペースです。今も基本は1キロ7分くらいをベースにして、走りこんでいるおじいちゃんにも簡単に抜かれるスピードで走っています(笑)。このペースをキープしはじめてから、走るのが嫌にならなくなったのとケガをしなくなったので継続して走れるようになりました。

自分なりになぜランニングになぜハマったのかを考えたことがあるのですが、要因の一つはこれではないかということにたどり着いたことがあります。それは、

「歳をとった」

ということ。若いうちは魂にも体にも勢いがあるのでどれだけ動いても疲れないですし、体を軽く動かせるのでゆっくり動くことのほうが難しかったのですが、徐々に体が動かなくなってきて「ランニングの動きが適性」の年齢域に入ってきたのだと思います。ゆっくり体を動かすのが心地いい年齢になりました(笑)。

「歳を重ねるとできなくなることも増えるけど、できることも増える」

だいぶ前にお客さんからお聞きした言葉です。まさにそのとおりで、僕は早く走ることはできなくなりましたが「ゆっくり走る」ことができるようになりました。人は歳をとることで何かを手放し、何かを得ているのです。

歳をとることはマイナスのイメージを持たれがちですが、その歳になったからこそできることが必ずあると思うとこれからの人生が少し楽しみです。

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