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神さんとのお仕事⑳「ルール」

「自分が関わっていないことにまで口出しをするのはどうかと思う」

先日、陸上の日本選手権のある種目で速報の順位が間違って掲示されたというニュースが出ていました。長く陸上に関わってきた人ならばよくあることで済まされるのですが、最近はなんでも意見をすることができる世の中になったからか何にも知らない人が「ありえない事件だ」「謝罪しろ」ということを言っているのを見てどうかと思いました。

僕も短距離選手だったので言わせてもらうと、0.04秒の差はよっぽど離れたレーンの人じゃない限り走っている人は負けたことがわかります。慣れた人ならばスタンドから見ていてもテレビで見ていてもわかるレベルの差なので、電工掲示板に間違って自分の名前が出ても絶対に間違いだとわかっています。

なぜ今回このようなことを書いたかというと、外野の人が運営面のことなどを何も考えず「だめだ」ということを「公の場」に発信しすぎなように思うからです。それも「強くものが言えない立場の人」に対して発信することをが多く、無駄に謝罪をさせようと意図的に発信しているように感じます。一時の「土下座をさせる人」みたいな感じでよい感じはしません。

そこで冒頭の神さんの言葉です。

国や自分の勤めている会社や通っている学校など、自分が関わっている環境に意見をするのはいいのですが、関わってもいない人が公の場に顔出しもせず、現況下で全員が納得をしているはずのルールに対して無責任な発言をすることはよくないと思われています。特に先ほど書いたような「強くものが言えない人」に対して無責任に意見をしてストレスを発散しているのはよくないと思われています。

環境のレベルが下がるのは、「厳しいルール」が崩れた時がほとんどです。先進国のレベルが下がっている理由はルールに対する「身の処し方」ではないかと思う今日この頃です。

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