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頂杯に参加してきました

5月2日から4日に静岡で行われた頂杯に参加してきました。結果としては全敗。個人的には1得点でした。得点シーンは石関さんのYouTubeの第10話で確認できます。詳しくこちら→ https://youtu.be/EwKLPKzkgyE   その3日間の出来事と想いをまとめたので記録しておきます。

1日目


初日は池袋からメンバーとハイエースで移動。初めてお会いするメンバーの方も。インターで昼食をとり、13時に浜松に到着して会場入り、これから始まるフットサルの大会に緊張しながらも、胸を躍らせていた。

到着後、他のメンバーもあつまり、自己紹介。3日間のチームメイトに早く馴染めるようにと、会話しながらも、もうすぐ始まる試合に入るために頭を切り替え気合を入れてました。いざ、アップ開始。ライトがきらめくピッチとお客さんがいる観客席に少し緊張感を覚えました。チームメイトのりょうからはもっとリラックスと声をかけられ、気合が入りすぎていることに気付かされた。
1試合目の相手はMIO琵琶フットサルクラブ。
結果は2-5負け。
自身の出場時間、0分。
明日こそやってやる。そう思っていた。

夜。宿舎にて。聖さんが動画分析するからきたい人は部屋にきて、というラインがはいったので、明日こそは動画分析して自分のやれることを出し切ろうと思い部屋へ。部屋に来た人は石関さんと森脩さんと僕のみ。脩さんが退出したあと、聖さんと話をしている中で、
「チームのために全力を出し切れたか。」と問われましたが、僕は答えられず。
これが現状だということに気付かされた。
振り返るともっとやれることがあったのかもしれないと。つまり、本当に全力ではない。
また「出遅れているよ」そう言われた。
振り返る。
自分はただベンチのハジの方、アップゾーンで立ってでるときに体がうごくようにとおもいながら、声を出していた。
それはチームのためかと考えた時、どちらかというと自分のための準備しかしていなかった。
その日はなにができるのか全力で考えた。
次の相手の動画を見ながらベッドに横になっていたら、そのまま寝ていて、気がついたら朝になっていた。


2日目


新たにチームメンバー2人が加わった。しかし、もう一人が来る予定であったが事情により不参加。ベンチ外の人が出ることはなかった。買い出しをお願いされ、水をスタッフと一緒に買いに行くことに。もどるとミーティングがはじまっていた。この試合もでることはないのかという不安はありつつも、できることを全力でやろうと決めていました。1試合目、シュライカー大阪サテライト戦、名前が呼ばれない中、サポート役にまわり、ビブスを渡したり、声を出して盛り上げたり、戦術理解がずれている選手と話したりと、自分が考えた中でできることはやったつもりだった。結果は4-4の引き分け。難しい試合であったが、チームは勝ち点1を獲得しました。しかし、この試合も着ていたビブスを脱ぐことはなかった。
つぎはFの頂の中井さんも所属するゾット早稲田戦。勝てば、明日の決勝トーナメントに行ける可能性も残っている重要な試合。そんな大事な試合で、まだ出てない選手が出られるチャンスはあるのか。そんなことを考えながら、休憩時間を過ごしていた。
そんな時、カメラマンの小池さんが近づいて来て、いろいろと話をしました。その中で自分の思いを整理し、決心することができました。自分はチームのサポートで貢献するために来たのではない。試合に出て点をとり勝利に貢献するためにきたのだと。この試合に出るのと、明日の試合に出るのは意味が違う。仮に下位になった場合は消化試合での出場になる。その試合で出してもらうために来たのではない。違う。チームの一員として、優勝のために戦いたい。そのような思いが強くこみ上げてきて、自ら石関さんのところに行き、こういった。「自分を試合でつかってください。」それに対して、こう聞かれた。「なにができる?」僕は答えた。「チームの中で一番走れます。」チームの課題として、裏に抜けるプレーが少なかったため、深さが作れないことが挙げられていた。僕はそこに走り抜けられる。またリバウンドポジションをとって絡める。という意味だった。「わかった」と答えてくれた。
あとは出るその時までに最高の準備をして、全力を出し切るだけだ。吹っ切れた。もうやるだけだ。
自分が出ることを想定して、アップし、入り込みました。
いざ、キックオフ。
3巡目あたりに、ついにその時が来た。
一度はほかの人の名前を呼ぶも、言い直した。自分の呼ばれた。あとはやり切るだけだ。
たぶん、緊張はあったしかし、やることが決まっていたため、迷いがなくプレーできた。
そして、そのフィールドには楽しさがあった。
シュートを打つことができた。爪痕は残せたか。そう考えていると、また呼ばれた。このワンチャンスをキッカケに一度ではなく、何度か試合に出場できたが、点は取れず、チームは3-5で敗れた。チームが勝たせられないとやはり自分の出た意味は薄れてしまう。そういう意味で役割を果たせなかった。昨日とはちがう悔しさが残った2日目でした。



3日目



朝おきて、自分はどこにいるんだろうとおもった。状況を再認識して、改めてなかなか経験できない場所にいることを実感した。昨日の結果により、チームは最下位決定戦にまわった。最後の試合こそはと思いながらバスへ乗り込む。前日に中田さんに生き生きしていてよかったよ。小池さんに、点取って終えてほしいね。そんな話をしていたことを思い出しながら、試合会場にはいる。今日は絶対に点を取って結果を残す。そう強く思っていた。まずは勝つため、あと自分のため、そして期待してくれている人のために。
戦術の中で、点を取りたいやつはファーかリバウンドポジションを取れという話があった。もともとこぼれやファーに反応する早さには自信があったので、意識して臨んだ。
前半の出場機はシュートを枠に飛ばすことはできなかった。
後半、その時は訪れた。ニ井岡さんがもつとドリブルで一対一をつくる状況になる。その場合狙うのは、ファー詰めかこぼれ球。自分としては得点のチャンス。循環を意識して、春木さんとポジションを入れ替えた。にいおかくんのシュートがディフェンダーにあたってコースがかわったため、ゴレイロも取りきれずボールがこぼれた。春木さんが間に合わず、ボールは僕の前。迷わず振り抜いた。ゴールに決まっていた。感情があふれた。
試合は4-6で敗戦。勝ちたかった。チームのみんなと喜びたかった。
ただこの日とった一点がなによりも救いで、この3日間の成果でもあった。



頂杯に参加して


このチームに参加して、フットサルが上手くなったわけではないし、大きな結果を出せた訳でもないない。しかし大きな経験ができたと思っています。僕はフットサルをはじめてから試合に出られるチームにしかいなかったため、ベンチからの景色をはじめて味わいました。どうしたらチームが勝てるか全力で考えた。途中出場のためのモチベーションの作り方もなんとなくわかりました。チャンスを掴むためには、準備が大切なこと。この3日間は濃い経験のできた3日間でした。

この経験をどうするかは今後の自分の行動次第。石関さん熱量。あれはすごい。自分はそんな熱量をまじかで感じ、触発されたものの一人として、全力で人生やっていこうと思います。すぐに上手くなるものでもないのでそこは焦らずに、燃やしつづけて、こつこつと変化していこうと思います。

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