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249、あの彼方まで

今日、同い年の友達にドライブに連れていってもらった。その友達が、いつもより、テンションが低かった。
仕事疲れかな?
そう思ったから、あまり、不必要なことは言わないようにしていた。
自販機で、コーヒーを買う。
しばらくして、そのひとが、コンビニで新聞、買いたいっていうから、ぼくは、待っていた。

ちょっと、車で走った。

「明日、面接やねん」

ぼくがつぶやいた。
「前回も落ちたから、こう難しいもんとは、思わへんかったわー」
「なんで落ちたんだろうね」
とそのひとは言うから、ぼくは、
「若い子取ったんちゃう?ほら、若い子のほうが、なにかと物覚えがいいし」
「なるほどねー。ぼくら、いつのまにか47歳になったけど、世間からみれば、だいぶ年寄りなんだろうねー」
うん。暗く、ぼくはうなずいた。重いことを言うなあと思った。なんか、ズシーンときた。
姉と話してても、友達と話してても、年齢の話になると、かなり、暗いことを口にする。その友達は、子どもが三人いて、仕事も順調にいってる、イケてる47歳なんだろうが、こちとら、結婚もできてないし、仕事もうまくいってない、かなりイケてない47歳だ。ドライブにつれてってくれるのはいいが、(姉も)そのひとも、そう、年齢に悲観的になんのは、やめてくれないか?
ぼくは、ほんと、なにもできてない47歳なんだよ。
まだまだ、やること、たくさんやらなきゃいけないんだよ。これからやろうとしてるのに、そんな、自分の年齢悟ってる発言は、やめてくれ。

帰って、ベッドに横になり、そのひとの言ったことばを思い出し、なんかすごく、焦った。このままいくと、ほんとこのままで、なんもできないまま、年取ってくんではないだろうか。

崖っぷち47歳。よく、考えてみれば、ぼくの人生は、いつも崖っぷちだったな💦

あの彼方まで、いかなきゃならないんだよ~

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