過去生でやっていたことは上達が早い
近代のプロ野球では非常に稀な、シーズンを通して投手と打者を兼任する「二刀流」を使いこなし
MLBで日本人初のホームラン王を会得した大谷翔平選手
同じタイミングで野球を始め、プロを志した人は山ほどいることでしょう。
彼のように特別な才能を持って大成する選手と大成しない人は何が異なるのでしょうか?
変な話ですが
大谷翔平選手はこの人生で初めて球技に触れたと思いますか?
【輪廻転生は存在する】
真理には数多くの側面があります。
「空」という究極の側面から言えば
わたしもあなたも存在しませんし、死も生もなく輪廻転生も存在しません。
ただ全てを含んだ「この場」が存在するだけです。
対極の「自我・肉体」という側面から言えば
わたしとあなたは別々の名前で存在し、死んだら終わり。
人生は一度きりです。
輪廻転生は存在しません。
ですが
その中間の「魂」という側面から言えば
私たちは何度も生まれ変わっており、人生と呼ばれるものを数えきれないくらい経験しています。
そして魂の側面では、魂の記憶があり
限りない転生において、それぞれの人生で体得した技術とノウハウが蓄積されているのです。
魂の記憶は次の人生に引き継がれ
それは世間一般で言われる「才能」として発揮されます。
いわゆる天才と呼ばれる人は過去生においてその分野と関係する技術や知識をすでに学んでいるため
同じことをしても他の人より上達がかなり早いのです。
大谷選手も野球かは分かりませんが、きっと球技をしていた過去生があるのでしょう。
僕は人と話している時
不意にその人の過去生の記憶が圧縮された映像として流れ込んでくることがあります。
ある時、僕が習っている空手の先生と話しているとその先生の過去生の記憶のようなものが流れ込んできました。
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丸い闘技場の中で勝ち誇った表情をした、兜を被った筋骨隆々な男性が見えました。
服装やシチュエーションから考えておそらく古代ローマの剣闘士なのでしょう。
その人生において彼は奴隷出身で
試合に勝ち続け自由民になり、人からの称賛と大きな富を得ることをモチベーションにして戦い続けていました。
彼は恵まれた体格と剣の才能を持っていたので、試合に出れば連戦連勝
あっという間に人気の剣闘士になりました。
無敗のまま引退を迎えると、彼は人々からの称賛を受けながら自由民になり
綺麗な女性を妻にして、剣闘士を育てる養成所のトップの立場を得ました。
まさに、奴隷の時代から思い描いた人生を得たのです。
そして、年老いた彼のビジョンと感覚も僕に流れ込んできました。
「なんだ、俺が欲しかったのはこんなものだったのか」
いくら理想を手に入れようといつかは慣れてしまいます。
そして、問題はその状況なりに起こり続けます。
剣闘士を利用しようとする政治家たちとの付き合いにうんざりし
育てた生徒たちがどんどん剣闘というショーのために命を落としていくことに心を痛めていました。
奴隷時代に思い描いていた理想は
思い描いていたほどの幸せをもたらしてはくれなかったのです。
【人生ごとにテーマがある】
空手の先生の魂は
「戦いで勝利し、称賛を得る」
という体験を剣闘士だった人生でやり尽くしたように感じました。
そのため優れた格闘技の才能を持っているにも関わらず
格闘技でチャンピオンになる
という選択を魂の側面において今世では選ばなかったのだなと思います。
魂の側面から言えばその人生ごとに学ぶべきテーマがあり
引き継いだ才能をそのまま発展させてテーマを学ぶ場合もありますし
違う体験をするために引き継いだ才能とは別のことを学ぶこともあります。
そして、学ぶためには困難な出来事が必要なことも多いです。
先ほどの大谷選手で言えば、今まで大谷選手が味わったことのない種類の困難が訪れている最中です。
きっと彼の魂は「球技で成功を収める」というテーマ以外にも体験したい、学びたいことが今世においてあるのでしょう。
学びたいテーマは人それぞれ違いますが、必ずその学びが得られるような出来事が起きてきます。
自分に与えられたテーマは何か?
それを考えながら生きてみてください。
長い目で見れば、理不尽なことにも必ず意味があります。
忘れないように生きていきたいですね。
(余談)
僕も僕自身が過去生で剣闘士をしていたようなビジョンを見たことがあります。
その人生でも僕は空手の先生がやっている養成所の生徒でした。
しかし、空手の先生ほど強くなかった僕は自由民になる前に戦いの中で命を落としています。
すべては縁であり、一度出会った人にはまた出会うようにできています。
今この記事を読んでいるあなたの友達や恋人、両親なども
過去生ではまた違う関係として出会っているはずです。
その方達と過去生においてはどのような関係であったにせよ
大切な縁として周りの人と接してあげてくださいね。
シャーマン司
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