デッドマンズランド
1.神
えーーと。何の楽園だったかな天使くん?
死者たちの楽園です。神様。
あーーそうだった。医者たちの楽園だ。きっと患者だらけの高齢化社会。
違います神様。死者たちの楽園です。
あーーそうだ死者たちの楽園だ。
で、その感謝の楽園の運営を僕はしてるのか。
死者です、神様。
作った楽園を1からいってみては?
えーー、まずは犬の楽園だろ、で次が奴隷、漫画、道化、鳩。
んーーどこまでいったけ?
バカです、神様。
あーーそうバカ。ってバカにしてるだろ天使くん。
そーそー今回作ったのは死者の楽園だったな。
で、様子はどう?今回はうまくいってる?
いいえ、毎度のことながら異端者が出てきています。
そうかーー。毎度って細かいパンチ打ってくるねーー。
し―――――――――――――――――――――――ん
し―――――――――――――――――――――――ん
し―――――――――――――――――――――――ん
し―――――――――――――――――――――――ん
し―――――――――――――――――――――――ん
し―――――――――――――――――――――――ん
し―――――――――――――――――――――――ん
し―――――――――――――――――――――――ん
今の素かい。天使くん。
はい、神様。
あーーではこのぐらいにして楽園の様子でも見るッス!
語彙が変わっています。神様。
暗いワンルームに光が差す。カラカラガラ。
フィルムが映写機につながれてランプの前を通り、レンズを通してスクリーンに映し出される。
今回の物語は面白いといいね天使くん。
そうですね、神様。
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