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職業生活設計とは何ですか?のお話

前回は「職業選択」についてお話しさせていただきました。この世には仕事があること限りなし(ちょっと字余り)、みたいな話ですね。その中でご縁があったお仕事をみなさん現在されていると思いますが、やってみて「あ、これ違うわ」とか「もっと楽しい仕事ないかな」とか「自分に合ってる仕事って他にないかな」とか思い始めると思うんですよね。

前回のお話はこちら↓

今回は「職業生活設計」についてお話ししたいと思います。果たして今回は無事に話し終えることができるでしょうか!乞うご期待!

職業生活設計とは

「職業生活設計」とは、労働者が、自らその長期にわたる職業生活における職業に関する目的を定めるとともに、その目的の実現を図るため、その適性、職業経験その他の実情に応じ、職業の選択、職業能力の開発及び向上のための取組その他の事項について自ら計画することをいう。(職業能力開発促進法 第2条第4項)

気になる点ありません?「自ら」というワードが2回出てきています。我々労働者が「自ら」やることみたいなんですが、この法律のこの条項、初めて見ましたよね。法律のこういうところ、気付くたびになんだかなーという気持ちになります。もっと主張していいんだよ?みたいな気持ちとか、私がもっと積極的に情報を取りにいかないといけなかったのか?という気持ちとか、色々な感情が入り乱れますね。8割くらいは「もっと国からわかりやすく発信してもいいんじゃないのかー」という気持ちですが、みなさんはいかがでしょうか。このあたり、思うところがありますので、またの機会にお話しできたらと思っております(悪い意味じゃないよ)。

とりあえず話を進めますが、職業能力開発促進法の第2条第4項をざっくり言うと、「すげえ長い間働くんだし、自分でゴールをつくってみて、自分に何ができるのかとか、どんな仕事するのかとか、仕事するために必要なスキルとかつけてみたいんだけど、そのへんどうやったらできるようになるのかとか、ちょっと自分で考えてみよっかな」ってことですね。逆にわかりにくいですかね。

職業生活設計に必要なもの

まず下記を「自ら」設定しないといけません

・職業に関する目的
・職業の選択
・職業能力の開発及び向上の取組その他の事項について計画

これを設定するためには何をしたらいいか、わかりますでしょうか。はい、そうですね、この世の中にどんな仕事があるか知らなければなりません。これを「仕事理解」といいます。どんな仕事があるか知らないと、なにすっかなー、なんもわかんないし、まあいっかーみたいなかんじになってしまいます。それでよくない?と思ったそこのあなた!でもあなたはここまでこの記事を読んだということは、それではよくないと内心思っているはずです。自分の気持ちに正直になってみてください。そこから道が開けます。

そして、もう一つ、自分がどんな人間なのか知らなければなりません。これを「自己理解」といいます。自分が得意なことはなにか、重視することはなにか、何をしているときが楽しいのか、嫌だと思うことは何か。例えば自宅警備をずっとしている人だったとしても、プラモデルを緻密に組み立てるのが好きだったり、実はお花を育てるのが好きだったり、お皿を洗うとスッキリして意外と気持ちいい!と思ったり、何か好きなことがあると思うんですよ。そういう好きなことや得意なことが仕事につながるきっかけになるかもしれません。でも「自分」を知らないとつなげることができませんよね?

そしてついにキャリアコンサルタントの登場

この「仕事理解」「自己理解」を深めるために、キャリアコンサルタントとの面談が活用できるんです!やっとキャリアコンサルタントの話にたどり着けました。しかし前回の記事をご覧になった方ならおわかりになると思いますが、記事が長くなってまいりましたので、キャリアコンサルタントの活躍についてはまたの機会ということで。

まとめ

今回は職業生活設計のために「仕事理解」と「自己理解」が重要だということをお話ししました。そしてそれを知るためにキャリアコンサルタントとの面談が使えるのですよ…という次回予告が入りました。遅々として進まぬ内容紹介、牛歩のごとく。

余談ですが、子供の頃に国会で牛歩戦術をやっているのをニュースで観まして、え、大の大人が本当にこんなことするの!?と衝撃を受けたことを思い出しました。戦前ではなく、現代で、牛歩戦術が功を奏することがあるのでしょうか?国民の政治不信が加速するだけなのでは…と思ってしまいますが、政治宗教野球の話はしてはいけない3大タブーですからね、これにて失礼いたします。

(ただ、政治についてはちゃんと考えたほうが良いと思いますし、相手をみて、色々話したほうがいいと思います。参政権という権利が私たちにはちゃんと与えられていますので、自分の思い込みだけではなく、色々な人の考えを聞いて政治について考えるのは大切かと。日本は国民主権の国ですから)


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