理知と感情は表裏一体なのか
8月10日木曜日
〜癌と向き合う36歳の挑戦日記 7〜
「趣味はなんですか?」
そう聞かれた時、なんて答えますか?
私の場合は
「一つはウイスキーです。飲み比べたり、様々な飲み方で飲んだり、眺めたり手に取ったりするのが好きです。なんてったって飲むのが最も好きです。
一つはバイクです。まだ初心者ですがのんびりコトコトSR400で走るのが好きです。」
と一ヶ月前は即答で答えていました。
しかし、今その趣味達は私から失われてしまいました。
癌がこの趣味を私から奪っていきました。
私はこの趣味と一生共にする自信がありました。
何よりも好きなウイスキー、大好きなバイク、さようなら。
すごく悲しくて辛い気持ちになるんだろうな、
と思っていたら、意外にスッと諦めることができたのです。
自分でも不思議なくらいに。
自分は冷たい人間だな、と思ったりもしました。
熱し易く冷めやすい人の典型かよと。
しかし、癌宣告を受け、冷静に考えたとき、物事の優先順位を考え、一番上に来たのが
「生きたい」
その一言でした。
生きて家族と笑い合っていたい。
息子の為、妻の為に死ぬわけにはいかない。
このことが何よりも頭の中を駆け巡るのです。
冷静でいるようで感情に振り回されているかもしれない、でも生きていられるなら、趣味はどうでもいいことに思えてならなかったのです。
理知的と感情的。一体どっちなのか分らない、それとも表裏一体なのか。
ある種混乱状態ですね。
そんな中、今私がやるべきことは、
できる限り冷静に、しかし熱い気持ちを持ち続けて生きて行くこと!
そう思ってます。
ちなみに、今の趣味は読書とお金について学ぶことです。
読書は以前から好きでしたが最近またハマってます。
これから医療費かかるからしっかり勉強せねば!
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